売却向けコラム

注文住宅が売却しにくい理由とは?売却するためのポイントも解説!

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注文住宅は住む方のこだわりを反映して設計されるため、理想の住まいを実現できるメリットがあります。
しかし、いざ売却するとなると「なかなか買い手が見つからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅と建売住宅の違いや中古の注文住宅の需要、売却しにくい注文住宅の特徴、売却するためのポイントについて解説します。

注文住宅と建売住宅の違い

注文住宅と建売住宅の違い

一戸建てには、大きく分けて「注文住宅」と「建売住宅」の2種類があります。
これから注文住宅を売却するにあたっては、建売住宅との違いを押さえておくことが大切です。
ここでは、注文住宅と建売住宅の違い、中古の注文住宅の需要について解説します。

注文住宅とは?建売住宅との違い

注文住宅とは、所有している土地に合ったプランを設計して、一からつくり上げていく一戸建てです。
それに対して建売住宅とは、すでに設計・施工された状態で土地とセットで販売される一戸建てを指します。
注文住宅は、施主の希望に沿って一から建築されるため、間取りやデザインの自由度が高いのが特徴です。
一方で、建売住宅は不動産会社があらかじめ建てた住宅を販売する形式のため、購入時点で間取りや仕様が決まっています。
また、施主の個性が色濃く反映される注文住宅とは違い、建売住宅は画一的な間取りや外観であるために一般受けしやすい傾向です。

中古注文住宅の需要はある?

日本では新築信仰が強い傾向にありますが、住宅価格の高騰にともなって中古住宅にも脚光が集まっているのが実情です。
実際、内閣府の「令和6年度年次経済財政報告」によると、中古住宅の購入割合は年々増加傾向にあり、とくに20代前半の方が購入する割合が高くなっています。
ただし、万人受けする建売住宅とは違い、個性的な注文住宅は売却しにくい傾向です。
しかし、中古の注文住宅でも万人受けする間取りやデザインなら、買い手が見つかる可能性は比較的高いといえます。

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売却しにくい注文住宅の特徴

売却しにくい注文住宅の特徴

一口に注文住宅といっても、売却しやすいものがあれば売却しにくいものもあるのが実情です。
ここでは、売却しにくい注文住宅の特徴を解説いたしますので、マイホームに当てはまっていないかを確認しておきましょう。

売却しにくい注文住宅の特徴①デザインが個性的すぎる

デザインが個性的すぎる注文住宅は、売りに出しても買い手から敬遠される傾向です。
たとえば、ビビッドカラーの外壁など奇抜な外観や内装をしている、和風・洋風に特化したデザインを取り入れている注文住宅は、売却しにくいといわざるを得ません。
一般的な買い手が求めているのは、シンプルで汎用性の高いデザインです。
個性的な注文住宅は、買い手の好みに合わない可能性が高く、売却が難しくなります。

売却しにくい注文住宅の特徴②間取りが特殊

「リビングが狭い・広すぎる」「部屋数が少ない・多い」「吹き抜けが多すぎて生活スペースが少ない」など、間取りが独特の注文住宅も売却しにくい傾向です。
注文住宅は、自分たちのライフスタイルに合わせて設計できる点が魅力ですが、買い手にとってそれが使いやすい間取りとは限りません。
家族構成やライフスタイルに強く依存する間取りは、次の住人にとって使い勝手が悪くなるため、売却時のネックになります。

売却しにくい注文住宅の特徴③土地の条件が悪い

一般的に、駅から近いなど立地条件が良い家ほど、売却しやすくなる傾向にあります。
そのため、「駅や商業施設から遠い」「周辺に日常生活の買い物ができるスーパーマーケットがない」など、注文住宅が建っている土地の立地が悪いときには、なかなか買い手は見つかりません。
また、変形地や狭い土地などに建てられた注文住宅も、需要が少なく売却しにくいといわざるを得ません。
注文住宅は「その土地に合った設計」が可能ですが、土地の条件が悪いと家の資産価値が下がる傾向にあるため、売却しにくくなります。

売却しにくい注文住宅の特徴④二世帯住宅

親と同居していた二世帯住宅は、買い手からの需要が少なく売却しにくい傾向にあります。
二世帯住宅は、親世帯と子ども世帯の生活スペースが、それぞれ分けられている点が特徴です。
しかし、リビングから水回り、生活スペースのすべてが分離されている二世帯住宅は、一般の方にとっては広すぎて使いにくいといわざるを得ません。
水回りの設備も2つあるため、水道光熱費が余計にかかってしまう点も、買い手にとってのデメリットです。
そのため、マイホームの購入を考えている方からは二世帯住宅は敬遠されがちです。

売却しにくい注文住宅の特徴⑤売り出し価格が高すぎる

注文住宅は、希望条件を設計に反映できる分、建築コストも高くかかる傾向にあります。
そのため、注文住宅を売却するときには売り出し価格を高めに設定するケースが一般的です。
しかし不動産には一定の相場があり、売り出し価格が高く設定されていると、それだけで買い手から敬遠される要素となり得ます。
こだわりがたくさん詰まっている注文住宅かもしれませんが、ほかの方にとってはそこまで価値がないことを念頭に置いておく必要があります。

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注文住宅を売却するときのポイント

注文住宅を売却するときのポイント

売却しにくい注文住宅でも、工夫次第で買い手を見つけることは可能です。
ここでは、スムーズに売却するためのポイントを解説します。

ポイント①周辺環境をアピールする

注文住宅自体の特徴だけでなく、住みやすさを決定づける周辺環境をアピールすることは、売却にあたって重要なポイントです。
たとえば、駅やバス停までの距離、近くにある学校やスーパーマーケット、病院などの利便性、治安や子育て環境の良さなどの情報を具体的に伝えると、買い手の関心をより引きやすくなります。
また、家の近くに新たにショッピングセンターができるなどの情報も、注文住宅の売りやすさを上げるポイントのひとつです。
利便性の高いエリアほど買い手からの需要が高い傾向にあるため、注文住宅の売却にあたっては地域情報を把握することも欠かせません。

ポイント②地盤など耐震性の高さをアピールする

地震大国である日本にあって、地震への強さを備えている家かどうかは、買い手にとって重要な関心ポイントのひとつです。
注文住宅を建てるときには、地盤調査をおこなうのが一般的であるため、当時のデータを提示して地盤が強固なことをアピールできれば、買い手も前向きに購入を検討してくれるかもしれません。
また、築年数が古い注文住宅であれば、必要に応じて耐震補強工事を施すこともポイントのひとつです。
そのほか、過去に台風や豪雨による水害などの被害を受けていないことをアピールすることも大切です。
自然災害に遭いにくい注文住宅だとわかれば、買い手も安心して購入に踏み切れるようになります。

ポイント③建築方法や修繕・リフォーム履歴を明示する

注文住宅が、どのような建築方法で建てられたのかを開示すれば、売却しやすくなります。
たとえば、リフォームがしやすい木造軸組工法で建てられていれば、購入後にリフォームを検討している方へのアピール材料となります。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造なら、耐震性の強さを気にする方へのアピールが可能です。
また、いつどのような修繕・リフォームをおこなったのか履歴を明示することも、注文住宅を売却するときには欠かせません。

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まとめ

注文住宅は、自由設計が特徴の一戸建てで、規格化されている建売住宅とは設計面に大きな違いがあります。
ただし自由設計があだとなり、個性的なデザインや特殊な間取りが、売却時のネックになることがある点に注意が必要です。
注文住宅をスムーズに売却したいのなら、周辺環境や耐震性の高さ、建築方法などを買い手に明示することが大切です。


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