建売住宅の網戸について!設置費用やDIY方法も解説

建売住宅を購入する際は、完成済みで入居しやすい反面、設備の仕様を事前に確認しておくことが重要です。
中でも、多くの建売住宅(約9割)は網戸が標準装備ではなくオプション扱いであり、購入後に別途取り付け工事が必要になるケースも見られます。
窓の形状や構造によっては、網戸の設置が難しいこともあるため、事前のチェックを怠らないようにしましょう。
この記事では、建売住宅における網戸の有無や後付け時の注意点、設置方法について詳しく解説いたします。
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建売住宅に網戸はない?取り扱いと設置費用
建売住宅の購入を検討されている方にとって、網戸の有無は見落としがちなポイントです。
しかし、実際には網戸が付いていないことも多く、入居後の快適さに影響を与える可能性があります。
以下では、建売住宅における網戸の取り扱いや設置費用について詳しく解説いたします。
網戸はオプション扱いが一般的
多くの建売住宅では、網戸が標準仕様に含まれておらず、ほとんどの場合がオプション扱いです。
これは、設備を最小限にして建築コストを抑え、住む方が必要に応じて選択できるようにしているためです。
最近では、防犯面から内倒し仕様も増え、省エネ等級を満たす高断熱ガラス採用も進行中です。
とくに、価格を重視した物件では、網戸や照明が除かれていることが多いため、契約前に必ず仕様書で確認しましょう。
さらに、エアコン中心の生活で網戸が不要な家庭もあるため、選択肢が残されている点をメリットと捉えることもできます。
購入後に後付けする場合は、窓ごとに寸法を測りメーカーに合わせて発注する手間がかかります。
また、網戸は建具と同じく瑕疵保険の対象外になることが多いため、保証面も踏まえて判断することが大切です。
引き渡し後の追加工事の必要性
設置されていない場合は、入居後に自分で取り付けるか施工会社へ依頼する流れとなります。
作業自体は半日〜1日で終わりますが、繁忙期は日程が延びるため早めの手配が安心です。
また、業者へ依頼する際は、建物を施工した会社に窓の型番情報が残っているか確認すると作業が早まります。
なお、自分で手配する場合は、現地調査費用が上乗せされる例もあるので、見積もりを比較してください。
網戸設置にかかる平均的な費用
一般的な引き違い窓用なら、網戸本体と工賃を含めて1枚5,000円〜1万円前後が目安です。
また、花粉対策など高機能タイプは1枚1万5,000円以上となり、窓数によっては総額が10万円を超える場合もあります。
そのため、必要な窓だけに設置するなど、優先順位を決めて予算内に収めましょう。
さらに、掃き出し窓や高さのある窓では脚立や追加人員が必要となり、1枚あたりの工賃が数千円上がることがあります。
複数枚をまとめて発注すれば、ボリュームディスカウントが適用されることもあるため、交渉の余地は十分です。
なお、掃き出し窓では、ペットの飛び出し防止格子付き網戸を選ぶと安全性も向上します。
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建売住宅の窓(サッシ)の種類
建売住宅を購入する際、見落とされがちなのが窓の種類とそれに適した網戸の存在です。
窓の開き方によって、設置できる網戸のタイプや特徴が大きく異なり、快適性にも影響します。
以下では、建売住宅で採用されやすい窓の種類と網戸の関係について詳しく解説いたします。
引き違い窓と網戸の相性
引き違い窓は、左右にスライドするため設置スペースを取らず、多くの建売住宅で採用されています。
同じくスライド式の網戸を付ければ、窓を開閉しながら換気でき掃除や交換も簡単です。
なお、選ぶ際は防虫性能やプライバシー性などネットの仕様を比較し、生活環境に合わせて選択しましょう。
また、雨や砂埃が入りやすい道路側などは、高密度ネットを選ぶと清掃頻度を減らせます。
さらに、ガラスとの干渉音を防ぐためのクッション材の有無も確認すると長持ちします。
くわえて、地域の気候次第で網目の密度を変えると効果的です。
上げ下げ窓に設置できる網戸の特徴
上げ下げ窓は、洋風デザインと気密性の高さが特徴で、ロール式または固定式の網戸が対応します。
ロール式は、未使用時に巻き取れるため、外観を損なわず片手で操作できます。
ただし、網戸を閉めたままでは通風量がやや限られるため、換気を重視する場合は窓の配置や開口面積を確認してください。
近年は、花粉カット率の高いフィルター一体型網戸もあり、アレルギー対策を重視する家庭に人気です。
なお、交換部品が海外製の場合は取り寄せに時間がかかるため、在庫状況もチェックしましょう。
滑り出し窓と対応する網戸の種類
滑り出し窓は、外側へ押し出して開く構造で、風を取り込みやすく隣家との距離が近い場所に便利です。
また、室内側へ固定するタイプの網戸や折りたたみ式、横引きロール式などを選べば見た目もすっきりします。
さらに、注文時に窓の寸法や開閉方式を確認し、市販品かオーダー品かを判断することが大切です。
なお、ハンドル部分が網戸に干渉しやすいため、薄型フレームを選ぶと開閉がスムーズです。
くわえて、経年で蝶番が緩むと隙間が生じるため、定期的なメンテナンスも忘れないようにしてください。
とくに、網目の細かさが増すほど風量は落ちるため、使用頻度の高い部屋ではバランスを考慮しましょう。
視界を確保したい場合は、グレー系ネットを選ぶと外光が入りやすく室内が暗くなりにくいです。
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建売住宅の網戸は自分で設置できる?
建売住宅を購入した際、網戸が設置されていない場合は、自分で取り付けるという選択肢もあります。
自力での網戸設置は費用を抑えられる反面、いくつかの注意点も伴います。
以下では、自分で網戸を設置する際のメリットやデメリット、費用の目安について詳しく解説いたします。
自分で設置するメリット
自分で網戸を取り付ければ製品代だけで済み、業者依頼の半額以下に抑えられることもあります。
設置する窓を必要最小限に絞れば、材料費も無駄なく使えます。
とくに、工具に慣れている方なら、1枚あたり10〜15分ほどで取り付けられます。
また、家族で協力すれば、休日の半日で全窓を作業することも可能です。
自分で設置する際のデメリットや注意点
デメリットとしては、採寸を誤ると枠に合わず、網戸がずれたり性能が落ちたりします。
工具の扱いに不慣れな場合は作業時間が延びるため、無理せず専門業者へ相談する選択肢も検討しましょう。
また、安全のため設置する際には、軍手や保護メガネを着用してください。
なお、うまくはまっていないまま放置すると、強風時に外れて思わぬ事故につながるおそれがあります。
さらに、子どもがいる家庭では、作業場所に工具を置きっぱなしにしないなど安全管理も徹底しましょう。
くわえて、作業日は雨が降ると窓枠が濡れて固定力が落ちるため、晴天の日を選ぶと仕上がりが良くなります。
作業時に既設サッシの歪みを確認しないと、隙間風の原因となるため要注意です。
DIY設置にかかる費用の目安
既製品なら、1枚あたり3,000円〜1万円で購入でき、基本的な工具があれば追加費はわずかです。
ただし、特殊サイズや滑り出し窓用のオーダー品は1枚1万円以上となるため、購入前に窓の種類を必ず確認しましょう。
なお、自治体によっては、子育て世帯向けに網戸設置費用を補助する支援制度が用意されています。
また、網戸貼り替え用のネットやゴムパッキンを別途購入しておくと、破損時のメンテナンス費を節約できます。
さらに、DIYキットには動画マニュアル付きの製品も多く、初心者でも手順を確認しながら進められます。
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まとめ
建売住宅では、網戸が標準装備されていないことが多く、別途設置する場合は費用や手間がかかる点に注意が必要です。
購入前に網戸の有無や設置費用を確認し、快適な暮らしのために必要な準備を整えておくことが大切です。
窓の形状に適した網戸を選び、自分で取り付ける方法も視野に入れて検討すると選択の幅が広がります。
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