建売住宅と注文住宅は何が違う?設計や入居までの期間などの違いを解説
マイホームを購入する際は、建売住宅にしようか注文住宅にしようか迷いますよね。
そこで今回は、建売住宅と注文住宅の設計や入居までの段取りや期間、向いている方の特徴の違いについて解説します。
理想のマイホームの購入を実現するためにも、ぜひ参考にご覧ください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら建売住宅と注文住宅の違い①設計面
マイホームで快適に暮らすためには、それぞれのライフスタイルに合った設計の住宅を選ぶことが大切です。
では、建売住宅と注文住宅では、設計に違いはあるのでしょうか。
それぞれの設計の特徴を解説します。
建売住宅の設計の特徴とは?
建売住宅は、建設会社があらかじめ設計した建物と土地がセットで販売されている住宅になります。
住宅の完成後に販売されるケースと建築中に販売がスタートするケースがありますが、どちらの場合も設計は事前に決まっていることが多いです。
完成前に販売されている建売住宅を購入する場合は、設備などのオプションの一部を選択できる場合もあります。
しかし、ハウスメーカーが定めた規格や費用などの面から、選択できる範囲は限られます。
また、建売住宅は街並みが魅力的にデザインされた分譲地に建てられることが多いです。
分譲地とは、広めの土地を複数の区画に分け、同じような工法や仕様で多数の棟が建てられた住宅地のことです。
分譲地の規模は、数棟程度の小規模の場合もあれば、100棟以上の大規模な場合もあります。
分譲地にある建売住宅は、きれいな街並みに建つ一方で、近隣住宅と似た間取りや外観になる点が特徴的です。
注文住宅の設計の特徴とは?
注文住宅は、設計事務所やハウスメーカーなどに依頼して、1から家づくりをおこなう住宅のことです。
予算や法令の範囲内で施主(依頼主)の希望や要望に応じて設計することができ、設計の自由度が高い点が特徴的です。
注文住宅は、家族構成や将来のライフプラン、趣味や仕事の状況など、施主の個別のニーズに対応する住宅が実現できます。
また、予算に応じて耐震性能や省エネ性能の高い設計を選択することも可能です。
注文住宅には、フルオーダータイプとセミオーダータイプがあります。
セミオーダータイプの場合は、一部のデザインや仕様を選んで設計する方法になります。
建売住宅と注文住宅の違い②段取りや期間
マイホームを購入する際は、どのくらいの期間で入居できるのかも気になりますよね。
建売住宅と注文住宅は、入居するまでの段取りやかかる期間についても違いがあります。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
建売住宅に入居するまでの段取りや期間とは?
一般的に、建売住宅は物件探しを始めてから入居までに4か月~6か月ほどかかります。
具体的な入居までのステップは、以下のとおりです。
●物件探し
●物件の下見
●売買契約
●引き渡し・入居
建売住宅の場合、まずは不動産情報サイトやチラシなどから希望するエリアや予算に合う物件を探します。
目当ての物件が見つかった後は、取り扱っている不動産会社に連絡をして、モデルハウスや現地を訪れ、実際に建物や周辺環境を確認しましょう。
購入する物件が決まった後は、購入申し込みをおこない、売主と売買契約を結びます。
住宅ローンを利用して購入する場合は、売買契約後にローンの審査がおこなわれるため、売買契約から物件の引き渡しまで約2か月~3か月ほどかかります。
住宅ローンを利用しない場合や完成後の建売住宅を購入する場合は、さらに短い期間で入居することも可能です。
注文住宅に入居するまでの段取りや期間とは?
注文住宅は、依頼先や土地探しからスタートするため、入居するまでにかかる期間は一般的に1年~1年半ほどです。
注文住宅の入居までのおおまかなステップは、以下のとおりです。
●土地探し・依頼先の検討
●建築プランの決定
●土地の売買契約・建築工事請負契約
●着工
●引き渡し・入居
土地を探す際は、事前に希望の条件や予算を固めておく必要があります。
希望する条件が定まったら、条件に合う土地や依頼先を探します。
フルオーダータイプの注文住宅を建てる場合は、建築プランの決定に時間がかかることもあるでしょう。
そのため、購入する土地が決まってから、工事の請負契約を締結するまでに3か月~10か月かかる場合もあります。
住宅ローンを利用して購入する場合は、土地や工事の契約後に申し込みます。
工事の契約から着工までの間に、建築確認申請も必要です。
着工後は、工事内容によっても異なりますが、平均して3か月~6か月ほどで完成・引き渡しとなります。
建売住宅との違いは「こだわりの住宅を建てられる」点にあるため、土地探しや建築プランの決定に半年~数年かける方もいらっしゃるでしょう。
建売住宅と注文住宅の違い③向いている方の特徴
建売住宅と注文住宅の設計や入居までの期間がわかったところで、実際にどの住宅が選べば良いのか悩む方もいらっしゃるでしょう。
最後に、建売住宅が向いている方の特徴と注文住宅が向いている方の特徴をそれぞれ解説します。
建売住宅が向いている方の特徴とは?
建売住宅が向いている方は、以下のような特徴があります。
●予算を抑えたい
●すぐに引っ越しをしたい
●時間や手間をかけたくない
●完成後の住宅を確認してから購入したい
●カスタマイズの要望が少ない
建売住宅は、あらかじめ決められた規格で建築されるため、建築コストが抑えられており、販売価格が比較的リーズナブルです。
そのため、できるだけ予算を抑えてマイホームを購入したい方に向いています。
また、注文住宅よりも入居までの期間が短いため、転勤などですぐに引っ越しをしたい方にも向いています。
土地と建物をセットで購入でき、間取りや建築デザインもある程度決まっているため、時間や手間をかけずに購入したい方にも人気です。
建売住宅は完成後の住宅を購入することもできるため「間取りや内装をよく確認してから購入したい」という方にも向いているでしょう。
注文住宅と比較した建売住宅のデメリットは設計の自由度が低い点ですが、カスタマイズの要望が少ない方や不要な方は気にならないでしょう。
注文住宅が向いている方の特徴とは?
注文住宅が向いている方は、以下のような特徴があります。
●土地を所有している
●こだわりの家を建てたい
●入居を急いでいない
●希望する設備や設計事務所がある
すでに土地を所有している方は、土地付きの建売住宅よりも注文住宅のほうが向いているでしょう。
注文住宅であれば、土地の形状や面積に合わせて家を設計することもできるため、土地の利用効率が高くなります。
また、建築デザインや機能にこだわりがある場合も、設計の自由度が高い注文住宅が向いています。
ただし、前章でも述べたとおり、注文住宅は建売住宅よりも入居までに期間を要するため、入居を急いでいない方や時間に余裕がある方におすすめです。
希望する設備や設計事務所がある場合も、建売住宅では選べない可能性があるため、注文住宅を検討したほうが良いでしょう。
注文住宅は、高い省エネ性能や耐震性能を持つ住宅を建築することもできるため、環境面や安全性を重視する方にも適しています。
ライフスタイルや将来のプランに合わせた設計も可能なため、長期的に快適に暮らすことを重視する方に向いているでしょう。
まとめ
建売住宅と注文住宅は設計の自由度に違いがあり、注文住宅のほうが間取りや設備を自由に選択することが可能です。
ただし、注文住宅は建売住宅と比較して物件探しから入居までに時間がかかる傾向にあります。
以上のことから、すぐに入居したい方は建売住宅、時間がかかっても良いからこだわりの家に住みたい方は注文住宅が向いています。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら