中古住宅の内覧での基礎知識は?購入前のチェックポイントや確認事項を解説
中古住宅の購入において、イメージの相違などをなくすためにも、内覧は大切な工程となります。
そこで今回は、内覧の基礎知識を解説していくので、どのような点に気を付けるべきなのかを学んでおきましょう。
また、購入前にチェックすべきポイントや、売主に確認しておくべき事項にも触れているので、今後ご参考になさってください。
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中古住宅の内覧の基礎知識
まずは中古住宅の内覧をおこなう際の基礎知識を見てみましょう。
持ち物やマナーなどについて解説します。
当日に必要な持ち物
内覧の際には、いくつかの持ち物が必要です。
なかでも大切なのが、普段私たちが持ち歩いているスマートフォンです。
スマートフォンが一台あれば、物件情報をメモしたり、カメラで室内を撮影したりなど、さまざまな用途に使用できます。
また、室内が暗くてよく見えない場合は、ライトを照らして懐中電灯のように使用する方法もあるでしょう。
内覧時にスマートフォンがあると役に立つシーンが多いため、持参するのを忘れないようにしてください。
そして、間取り図や筆記用具なども持っていると便利ですが、不動産会社に伝えておけば準備してもらえます。
そのため、あくまでもスマートフォンを修理している、紛失してしまったなどの事情がない限りは、持参する必要はありません。
なお、メジャーを持って行くこともおすすめです。
メジャーは室内の寸法を測るのに役立つため、家具や家電を搬入できるか確認できます。
当日のマナー
内覧の際には、マナーを意識することも大切です。
マナーやモラルへの意識がないと、売主にマイナスイメージを与えてしまい、「この方には不動産を売却したくない」と思われてしまいます。
誰に中古住宅を売却するかは、あくまでも売主が判断するため、マイナスイメージを与えないように気を付けるのは大切です。
内見当日は必ず笑顔で挨拶をおこない、好印象を与えられるようにしましょう。
また、スマートフォンで写真を撮る場合は許可を得る、子どもが一緒の場合は目を離さないなど、さまざまな点に気を付けてください。
売主に好印象を持ってもらうのは、今後の売買契約をスムーズに進めるためにも必要です。
そのため、不快な気持ちにさせないよう配慮しましょう。
内見時は売主とコミュニケーションを取れますが、その際に値引き交渉をおこなうのも、マイナスイメージを与えかねないため避けてください。
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中古住宅の購入における内覧のチェックポイント
中古住宅を購入する場合、内見でチェックしておきたいポイントがあります。
以下で詳しく見てみましょう。
外観のチェックポイント
中古住宅は、購入前に外観をチェックしなくてはなりません。
外観のチェックポイントに着目すると、劣化状態を正確に判断できるからです。
具体的には屋根・外壁・軒裏・基礎の4点をチェックする必要があります。
いずれも、ひび割れたり欠けたりなどの劣化がないか、細部まで確認してください。
多少ダメージが目視できる程度であれば問題ありませんが、幅が0.5㎜以上、長さが1m以上の場合は、劣化状態が進行していると考えられます。
中古住宅を購入すると、その後のメンテナンスを自分でおこなう必要があるため、劣化状態によってはリフォーム費用が高くなるでしょう。
とくに気を付けたいのが、基礎の状態です。
基礎がひび割れていると、大きな衝撃に耐えられなくなり、最悪の場合は倒壊してしまいます。
日本では地震が起こるリスクがあるため、基礎のダメージは忘れないようにチェックしてください。
室内の見るポイント
室内の見るポイントとして、玄関のドアが挙げられます。
ドアは問題なく開け閉めできるか、実際に入退室してチェックしてみましょう。
もしドアがスムーズに開け閉めできない場合、床が傾いている可能性があります。
玄関口だけではなく、室内にあるドアを一つひとつ開け閉めして、床の傾きをチェックしてください。
もし複数のドアに問題がある場合は、やはり床が原因である可能性が高いでしょう。
さらに、壁にひびが入っていないか、水回りは問題なく使用できるかもチェックポイントです。
うっかり忘れてしまいがちなのが、室内のにおいです。
ペットを飼っている、タバコを吸っているなどの場合は、においが強くなります。
気になる要素がないか、じっくり確認しましょう。
周辺環境
周辺環境も大切なチェックポイントです。
建物の品質に影響はないものの、今後の住環境や利便性などに直結する問題となります。
たとえば駅から歩いてどの程度の距離なのか、買い物ができるお店は近くにあるかなど、日常生活で不便を感じずに済むかチェックしましょう。
できれば内見をおこなった際に、周辺地域を実際に歩いてみるのがおすすめです。
実際に歩いてみると、街中の雰囲気が分かります。
治安は悪くないか、騒音問題は起こらなさそうかなど、外を歩かないと分からない情報をインプットできるでしょう。
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中古住宅を購入する前に売主へ確認すべき事項
中古住宅を購入する場合、売主へ事前に確認すべき事項があります。
以下で詳しく見てみましょう。
近隣に住んでいる方について
近隣に住んでいる方について、売主へ確認しましょう。
たとえば町内会の雰囲気をはじめ、実際に生活していた売主だからこそ知っている情報があるはずです。
昔から同じ型が住んでいる場合、特有のコミュニティが築かれている場合があります。
また、人の入れ替わりが激しい場合は、また異なる雰囲気があるでしょう。
こうした背景事情を少しでも知っておくと、中古住宅購入後の生活がしやすくなります。
また、集合住宅の場合は上下階の住民についても尋ねてください。
過去に住民同士でトラブルになっていないか、騒音問題による被害リスクが高くないかなどの情報は、今後の住環境に影響を与えます。
忘れずに確認してください。
過去の災害状況・避難場所
過去の災害状況・避難場所は、安心安全のために必ず確認しなくてはならない事項です。
たとえば「過去に地震による影響が大きかった」「近くに高台の避難所がある」などの情報があれば、住宅を購入するかの判断材料にできます。
マイホームを買うと、簡単に引っ越しができなくなるため、周辺エリアの安全性をチェックするのは欠かせません。
ただし、あまり根掘り葉掘り尋ねると、売主に不快感を与える可能性もあります。
あくまでも内見時に世間話をするような体で、フランクに尋ねてみるといいでしょう。
確認しておきたいのが、浸水や揺れ具合などです。
実際に生活していた人なら把握しているはずの情報なので、まずは尋ねてみましょう。
これらの情報が不透明な場合は、役所を利用すれば過去の災害状況を把握できます。
避難所についても案内してもらえるので、災害時にどこへ逃げるべきなのかを知りたいときに利用してみてください。
引き渡し希望時期
引き渡し希望時期は売主のスケジュールによって左右されます。
そのため、買主の都合だけで決定できません。
もし引き渡し希望時期がある場合は、売主に伝えてみましょう。
売主のスケジュールにもよりますが、希望を伝えておけば考慮してもらえる可能性があります。
場合によっては買主が引き渡し時期の調整を申し出る方法もあります。
どうしても希望時期に合わせてほしい場合は、諦めずに一度売主と交渉してみましょう。
ただし、早くても引っ越しには1か月半程度かかるため、売主の負担を考慮するのも大切です。
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まとめ
中古住宅の内見の基礎知識として、持ち物やマナーなどに気を付ける点が挙げられます。
購入前のチェックポイントとして、外壁や基礎などの劣化具合も挙げられるため、これらを忘れずに確認するように気を付けてください。
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