土地のデッドスペースとは?活用方法や収益化の方法について解説
すでに活用されている土地や住宅の敷地でも、よく見るとスペースが余っていて「空いている空間がもったいない」と思うことはありませんか?
そんな「デッドスペース」は、アイデア次第で上手く活用したり収益化したりすることが可能です。
本記事では、土地のデッドスペースとはなにか、活用方法や収益化の方法について解説します。
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土地のデッドスペースとは?
デッドスペースとは、土地や建物内において有効に活用されていない空間や場所を指します。
デッドスペースが生じる原因と具体的な事例について詳しく見ていきましょう。
デッドスペースが生じる原因
デッドスペースが生じる原因として、構造上の問題が挙げられます。
たとえば、土地の形状が変わった形をしていて敷地全体を上手く活用できない場合や建物の設計上必要な柱や壁が邪魔をして、その部分が有効に使えないことなどがあります。
また、設備の配置もデッドスペースが生じる原因です。
駐車場や駐輪場などで土地の広さや形状に合わせて車を配置すると、すべての部分が効率的に使えないことがあり、デッドスペースが生じるのです。
デッドスペースの具体的な事例
狭い敷地を駐車場にした場合、車1台しか止めることができず、中途半端なスペースが生じることがあります。
デッドスペースとなる部分は2台目の車を止めるには狭く、バイクであればなんとか止めれるほどの広さです。
このように、駐車場が狭いために、中途半端な広さのデッドスペースが生じることがあります。
また、出入口の問題で駐車場の片側にしか車を止められず、もう片側がデッドスペースとなるケースもあります。
その場合、デッドスペースを無理に駐車スペースにすると、車の出入りができなくなってしまうため、注意が必要です。
敷地の一部が急勾配のため駐車場にできず、デッドスペースとなる事例もあります。
急勾配になっている土地を駐車場にしようとすると、整地の工事が必要となり、費用がかかります。
そのため、駐車場以外の用途で活用する必要があるのです。
このように、土地のデッドスペースは、表面的には「使えない場所」に見えるかもしれません。
しかし、しっかりと考察し、地形や地域のニーズに合わせた活用方法を見つければ、有効な収益源に変えることができます。
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土地のデッドスペースの活用方法とは?
一戸建ての敷地においても、使い道のないデッドスペースが生じることがあります。
たとえば、エアコンの室外機などが置いてある場所や家の裏側など、どの家にも使われていない空間があるのではないでしょうか。
デッドスペースの広さは、細い通路から広い裏庭までさまざまです。
この章では、デッドスペースがある場所や範囲に合わせた活用方法を解説します。
活用方法①ガーデニング
日当たりの良い場所がデッドスペースになっている場合は、花壇や菜園として活用する方法がおすすめです。
ブロック塀を2重に置いて高さのある花壇を設置すれば、狭いスペースでも圧迫感がなく、作業がしやすいです。
また、通路などの小さいスペースに坪庭を設置する活用方法もあります。
日陰でも育つ植物はたくさんあるため、おすすめです。
外構部分に高さのある木を植えれば目隠しにもなり、外からの視線を遮りながら、室内から緑を感じることができます。
また、自動販売機や照明写真機、コインロッカーを設置したり、バイクの月極駐車場や貸農園として運営したりなどで収益化することも可能です。
活用方法②駐輪場
幅1m×奥行2mのスペースがあれば自転車を1台置けるため、駐輪場として活用することもできます。
デッドスペースを駐輪場にする際は、組み立て式のサイクルハウスを設置すると、日差しや雨から自転車を守れるためおすすめです。
また、ステンレス製のサイクルスタンドも設置すると、自転車を固定して止めることができ、転倒防止になるため便利でしょう。
活用方法③収納スペース
デッドスペースの広さに合わせて収納スペースにする方法もあります。
簡単な屋根や囲いを設置すれば、物置として園芸用品やアウトドア用品を収納するスペースとして活用できます。
庇をつければ、サーフボードの収納場所としても活用できるでしょう。
勝手口にテラス屋根を付ければ、ストックヤードとしてゴミの仮置き場や駐輪スペースなど、多目的に使えます。
さらにサイドパネルも設置すれば、雨の日の洗濯物干し場としても活用できますよ。
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土地のデッドスペースを収益化する方法とは?
使い道がなくて放置されがちなデッドスペースですが、上手に活用すれば収益化することもできます。
デッドスペースを収益化する方法は下記の5つです。
①自動販売機を設置して収益化
自動販売機は手軽に設置できるため、デッドスペースの有効活用にぴったりです。
自動販売機の契約方法には「フルオペレーション」と「セミオペレーション」があり、どちらかを選べます。
「フルオペレーション」とは、自動販売機の設置が無料で、すべての日常管理(補充、清掃、トラブル対応など)は業者が担当する運営方法です。
売り上げの20%程度が大家さんの販売手数料となり、販売手数料から電気代を引いた額が手取り収入になります。
「セミオペレーション」とは、大家さん自身がすべての管理を担当する運営方法です。
初期費用はかかりますが、リースの場合は毎月売り上げからリース代を支払います。
売上金から商品の仕入れ代金や電気代を支払うため、フルオペレーションよりも収益性は高いです。
しかし、手間暇がかかるため、手間のかからないフルオペレーションを選ぶ方が多いです。
また、自動販売機は設置条件や自治体への届出などがあります。
そのため、自動販売機の業者に相談してから検討することをおすすめします。
②バイクの月極駐車場を運営して収益化
車の駐車がむずかしいような中途半端な広さのデッドスペースは、バイクの月極駐車場として活用可能です。
バイクは小さいため、車を止めるのがむずかしいような場所でも上手く活用して収益化することができます。
③証明写真機を設置して収益化
デッドスペースに少し広さがある場合は、証明写真機を設置する方法もあります。
自動販売機と同様に、売上金に応じて収益が得られ、売上の15%ほどの収入を得られるのが一般的です。
自動販売機と一緒に設置すれば、より利用されやすいでしょう。
④コインロッカーを設置して収益化
デッドスペースの場所によっては、コインロッカーを設置する手もあります。
とくに繁華街などで需要があるため、小さなスペースでも一定数のコインロッカーを設置することが可能です。
自動販売機や証明写真機同様に、設置費用は売上から支払われるため、低リスクで運用可能です。
⑤貸農園を運営して収益化
デッドスペースが少し傾斜している場合は、コインパーキングなどに活用するには整地が必要となり、費用がかかります。
しかし、貸農園にすれば、整地しなくとも活用でき、収益化が可能です。
雑草を取り除いて年間契約で貸農園にすれば、雑草が生い茂るのも防ぐことができ、土地の有効活用にもなりますね。
管理会社に依頼して利用者を募れば、借主を見つけやすくなります。
このように、土地の特性を活かしながら、無駄なく収益を得ることもできるのです。
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まとめ
デッドスペースとは、土地や建物内において有効に活用されていない空間や場所を指します。
家の周りのデッドスペースは、ガーデニングや駐輪場、収納スペースとして活用できます。
また、自動販売機や証明写真機、コインロッカーを設置したり、バイクの月極駐車場や貸農園として運営したりするなどで、収益化することも可能です。
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