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畳の張り替えは自分でも可能?張り替え時期や業者の費用相場を解説

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畳が劣化したり、傷んだときに、自分で張り替えることができたら便利ですが、タイミングや難易度に不安を感じてはいませんか。
畳は自分で張り替えることも可能ですが、時期の見極め方や業者の費用相場を知っておくと安心です。
そこで今回は、畳の張り替え時期や方法、業者に依頼した場合の費用相場について解説します。

自分でも見分けられる!畳の寿命や張り替え時期について

自分でも見分けられる!畳の寿命や張り替え時期について

趣きがあり、落ち着きの空間となる和室で、畳をきれいに使い続けるためにも、張り替えに適したタイミングを知っておくことは大切です。
まずは、張り替えが必要な時期を自分で判断する目安や畳の寿命などを解説します。

畳の寿命

畳を張り替える時期として、一般的な寿命は5年~10年ほどといわれています。
しかし、畳の使用状況や材質などはケースによって異なってくるため、あくまでもひとつの目安です。
3年ほどでも劣化が見られる場合がある一方、10年を経過しても美しい状態を維持している場合も見られます。
また、部位ごとの寿命の時期を知ることも可能です。
表面のゴザとなる部分は畳表といい、い草で織られていますが、張り替え方法のひとつである裏返しを適切におこなった場合には、6年~10年が寿命の目安です。
畳の芯となる部分の畳床は、10年~20年ほどで一般的な寿命となる時期ですが、メンテナンス次第でそれより長く使える場合もあります。

張り替えをおこなう目安

具体的に畳がどのような状態になっていると、張り替え時期と考えられるのでしょうか。
自分で張り替えをおこなう場合でも、畳は見た目や感触などを手掛かりに、張り替え時期の目安を知ることができます。
い草がささくれている
い草がささくれた状態となって目立つ場合や、光沢感がなくなってきたなど、経年とともに畳表の風合いが損なわれ、傷んできたときには張り替えの時期です。
見た目の美しさの観点だからだけでなく、傷んだ箇所から乾燥などが進み、さらに劣化する場合もあるためです。
カビのこびりつき
頑固なカビが畳についてしまい、汚れやにおいが残る場合も張り替えの目安といえます。
健康面や、畳床の寿命を考えるうえでも、メンテナンスは重要です。
変色した
若草色や銀白色の畳表も、使用しているうちに、褐色や黄色に変わってきます。
自分で見て、褐色になってきたら、張り替えを検討する時期といえます。
ただし、天日干しでも変色することがあるため、干す際には注意が必要です。
畳が沈む
歩いたときの感触で畳が沈んだり、ふわふわしていたりするときには、寿命の時期が近いサインといえます。

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自分でも可能な畳の張り替え!3つの張り替え方法

自分でも可能な畳の張り替え!3つの張り替え方法

傷むなどして畳の寿命がきた場合に、張り替えをするには3つの方法があります。
ここでは、畳を張り替える3つの方法と、一般的な表替えの方法について解説します。

張り替えの3つの方法

畳の張り替え方法は、「裏返し」「表替え」「交換」の3つです。
使用した期間などによっても適した方法が異なってきますが、3年~5年ほど使用したときに用いられるのが、裏返しです。
ゴザの部分を裏返し、それまで裏になっていた綺麗な面を畳の表にして使用しますが、畳縁は再利用せず、新しいものを使います。
5年~7年ほどが経過し、すでに裏返しもおこなっている場合におこなわれる張り替えが、表替えです。
畳表と畳縁を新品にして、畳床は再利用するため、歩いたときの踏み心地には大きな変化は生じません。
交換は、使用して10年以上が経ったときに用いられる方法です。
隙間やへこみができている場合は芯となる畳床も傷んでいる可能性があるため、交換が適しているでしょう。

表替えをおこなう方法

表替えの手順は、最初に畳を引き上げて、解体するところから開始です。
自分でおこなう場合は、1枚ずつ作業することがコツで、解体時には畳表を取りますが、床糸などは切らないようにしましょう。
次に畳表の幅を畳の寸法に合わせて切り、大きな針で、畳表を畳床に止めるステップです。
プロの業者は待ち針と呼ばれる道具を用いますが、自分でおこなう場合、待ち針が入手できないときには、代わりとなる大きな針を用意することになります。
畳表を貼るポイントは力加減で、同じ力で畳表を引っ張ることが真っすぐな仕上がりにつながります。
自分でおこなうときに、優しい力加減からはじめることがおすすめです。
その後、畳の框を綴じる作業となりますが、畳表がゆるまないように、しっかりと縫うことが重要です。
糸をしっかり締めることが、畳表がたるまないコツですが、自分でおこなう際には指先のケガなどにも注意しましょう。
框を止めたあとは、表を真っすぐにして、畳縁を縫いますが、糸を締め過ぎないように縫っていきます。
畳縁をきれいに折り曲げ、返し縫いもおこないます。
ここまでの作業が進んだら、畳縁を織って縫い込みながら畳の隅を作りますが、この工程を自分でおこなう際の難易度は高いでしょう。
最後に、不要な部分の糸を断ち切り、寸法をチェックして、畳を整えたら完成です。
畳の張り替えは自分でもおこなうこともできますが、このように多くの手順が必要になってきます。
美しく張り替えるための技術や寸法の正確性、材料の仕入れや道具をそろえる準備、作業時間なども考慮すると、プロに依頼するほうが賢明といえるでしょう。

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畳の張り替えを自分でおこなわず業者に依頼した場合の費用

畳の張り替えを自分でおこなわず業者に依頼した場合の費用

和室で使用してきた畳を自分で張り替えることは可能ですが、手間や時間、仕上がりを考えるとプロに依頼することがおすすめです。
ここでは、張り替えの方法ごとに、業者に畳の張り替えを依頼した場合の費用相場について解説します。

裏返しの費用

畳の張り替えを自分でせず、業者に依頼する場合に気になる費用相場ですが、もっとも手軽な方法が裏返しです。
業者に依頼した費用は、1畳あたり4,000円~9,000円が目安となります。
費用だけでなく、時間も比較的かかりにくく、多くの場合は1日程度で、近くの業者に依頼をすれば当日中に納品が可能な場合もあるでしょう。
近年では、業者が裏返しの作業をするために一度持ち帰り、作業が終了すると納品される流れが一般的です。
裏返しについても、仕上がりの良さを求めるなら、自分で作業するよりも業者への依頼が無難です。
基本的に裏返しは1回のみできる方法ですが、裏が変色したり、水のシミが見られたりする場合には、裏返しができないケースもあります。

表替えの費用

畳表のみを新しいものに取り換える畳の表替えは、1畳あたり4,000円~1万3,000円ほどとなるでしょう。
交換したときの7割のほどの費用で済む可能性があり、コストを抑えたいケースにも適しています。
ただし、新調する畳表の品質やい草の産地などによって、さらに費用がかかることもあります。
表替えも業者が一度持ち帰って作業することが多く、1日ほどで完了することが一般的です。

交換の費用

交換をおこなう費用の目安は、1畳あたり7,500円~2万円ほどが相場ですが、交換についても畳のグレードに影響されるため、さらに高くなることもあります。
新しく交換されることにより、畳の香りや、踏み心地やクッション性も刷新されます。
作業日数には2日~10日ほどかかるケースが多いですが、交換する新品と入れ替えをおこなうため、畳がない期間は生じません。

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まとめ

日本らしい落ち着きの空間である和室で使用される畳は、5年~10年ほどが一般的な寿命です。
裏返しと表替え、交換の方法がありますが、使用した年月や状態によって、適切な選択をすることが重要です。
自分での張り替えも可能ですが、準備や作業の難易度などを総合的に考慮すると、プロの業者に依頼するのがおすすめです。


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