お墓近くの物件には意外なメリットが!選び方のポイントも解説
お墓近くの物件について、「なんとなく縁起が悪そう」といった理由から、敬遠されるケースもあります。
しかし、お墓近くの物件には住んだときのメリットも多く、マイホーム購入の賢い選択肢のひとつです。
今回は、お墓近くの物件に暮らすメリット・デメリットと、お墓近くの物件選びのポイントについて解説します。
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お墓近くの物件に住む!代表的なメリットをご紹介
不動産購入をする際には、物件の特徴を知って検討することが大切ですが、お墓近くの物件には、立地や価格などの面から複数のメリットがあります。
まずは、お墓近くの物件に住んだときの代表的なメリットからご紹介します。
閑静で自然が身近
お墓近くの物件は、静かな住宅街や郊外のゆとりのある土地に建築されている傾向があります。
そのため、曜日や時間帯を問わず、いつでも閑静な場所であることが多いです。
都心の喧騒から離れ、落ち着いた暮らしがしたいといった方におすすめといえるでしょう。
また、郊外の環境や霊園に隣接することから、周辺には植栽などの自然が身近であることも少なくありません。
このように、閑静で自然豊かな場所であることは、お墓近くの物件で暮らすメリットといえるでしょう。
地盤の安定した土地
お墓は、永年にわたって受け継がれるものであるため、地盤が安定した場所に建てられていることが多いです。
なぜなら、墓石が倒壊することを防ぐため、お墓を建てる場所には、強い地盤の土地が選ばれるからです。
おなじように、マイホームは家族が長く暮らす場所となります。
そのため、建物の堅牢さだけでなく、地盤も安定していることが重要であるため、家族が安心して暮らしやすいことはメリットといえるでしょう。
価格がリーズナブルな傾向
価格が安い傾向にあることは、お墓近くの物件を購入する大きなメリットのひとつです。
お墓が近いと敬遠されることがあり、お墓は嫌悪施設に含まれるとして、土地代が比較的安い価格になっていることが少なくありません。
相場よりも1割から2割ほど安く取引されることも珍しくないため、土地のコストを抑えてマイホームが欲しいとお考えの方に、お墓近く物件はメリットを感じやすいかもしれません。
周辺に高層の建物が少ない
お墓近くの物件は、周辺に高層の建物が少なく、日当たりや風通しに恵まれていることが多いため、暮らすうえでの魅力になるでしょう。
なぜなら、日当たりや風通しに恵まれている物件は、湿気がたまりにくく、カビも発生しにくいというメリットがあるからです。
また、霊園や墓地は移転などが容易ではないため、高層の建物がお墓近くに建つ可能性は低いと考えることもできます。
以上のように、安定した周辺環境で、良好な日当たりと風通しが、お墓近くの物件で生活するうえでの魅力的なメリットになるでしょう。
しかし、隣地の建物の陰になっている場合や北向きの物件の場合は、お墓近くの物件に限らず、必ずしも日当たりや風通しが良いとは限らないため、事前に確認することが大切です。
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知っておくと判断に役立つ!お墓近く物件のデメリットを解説
閑静で落ち着いて暮らせる環境が、比較的リーズナブルに購入しやすいお墓近くの物件ですが、複数のメリットのほかに、デメリットもあります。
お墓近くの物件のメリット・デメリットの両方を押さえておくと、失敗のない購入への判断材料として役立ちます。
縁起が悪いとされることがある
風水的には、玄関やベランダから墓地が見える場合、縁起が悪いといわれています。
基本的には、隣地に霊園などがあるお墓近くの物件でも、窓や玄関から見えない場合には、心配することはありません。
風水の考え方では、お墓は負のエネルギーのある場所として、イライラしやすくなったり、運気が下がったりすることがあるとされています。
対処法として、インテリアや家具を明るめのものにするといった方法をとるのがよいでしょう。
しかし、風水を取り入れたい方は、お墓近くの物件はなるべく避けて検討するほうが無難といえるでしょう。
お寺の鐘の音が気になる場合がある
お墓近くの物件のデメリットとして、お寺とお墓が同じ敷地内にある場合、鐘の音が気になる場合があります。
通常、お寺が一日中、鐘を鳴らすことはありませんが、朝と夕方に鐘を鳴していることが多いです。
早朝の場合は、6時や6時半ごろに、鐘を突くことが習慣とされている場合もあります。
年末年始には、夜中に鐘を突くお寺も見られます。
音の感じ方には個人差もあるため、線路近くに住むのと同じように、慣れるとデメリットにならず、気にならない場合もあるでしょう。
しかし、夜勤などで昼間に家で過ごす場合や、朝に睡眠をとる場合は、デメリットに感じることもあるかもしれません。
虫が発生する可能性
適切な管理がおこなわれず、墓石に水が溜まっている墓地の場合、虫が発生しやすいことがデメリットです。
また、虫が繁殖した雑草や枯れたお供えの花などに寄ってくることもあります。
そのため、お墓近くの物件では、虫が発生した場合に、室内に虫が侵入することや洗濯物に虫がつく可能性があることがデメリットです。
適切な管理がおこなわれていない墓地の場合、カラスなどがお供えものを狙って出没することもあり、早朝の鳴き声がデメリットになるケースも見られます。
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お墓近く物件のここを確認!選ぶときのポイントをご紹介
都心の喧騒から離れた落ち着いた暮らしを希望する方に、おすすめのお墓近くの物件ですが、検討する際に確認しておきたいポイントがあります。
最後に、お墓近くの物件を選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
墓地は適切な管理がおこなわれているか
お墓近くの物件を検討するときには、管理が行き届いた墓地であるかが、確認したいポイントです。
清掃が不十分で、管理状態が良くない墓地には、虫が発生する可能性があるためです。
具体的には、墓地を見てお供えの花が枯れている場合や、墓石に苔が生えている場合などは、管理が不十分なお墓といえます。
また、墓地のなかに雑草が多く生えてしまっている場合も、管理が行き届いていないと推測できます。
閑静で自然が身近なことが、墓地近くの物件に多く見られる魅力ですが、それに伴う上記のような弊害を確認しておくことも大切なポイントです。
お墓と向かうように窓や玄関があるか
お墓近くの物件では、窓や玄関がお墓に面していないかを確認することもポイントになってきます。
おすすめは、玄関や窓を開けても、向き合う位置に墓地がない物件です。
とくに、窓から墓地が見えるかを確認して、気にならないかは慎重に検討しましょう。
また、気に入った物件の玄関や窓がお墓に面していても、建物と墓地の間に高い樹木や塀があれば、直接見えるということを避けられるでしょう。
直接部屋のなかから墓地が見えるということが避けられれば、そこまで気にならないかもしれません。
動物の侵入を防ぐ対策
墓地の管理に関するポイントとして、カラスなどの動物が侵入予防する対策がおこなわれているかも、あわせて確認しておきたいポイントです。
現地を訪れた際に、お供え物が残っているか、侵入しにくくなっているかなどを見回してみることが大切です。
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まとめ
お墓近くの物件は、安定した地盤や落ち着いた住み心地などから、住まいを構える魅力が複数あるといえるでしょう。
物件によって、お寺の鐘の音などが気になる可能性もありますが、デメリットの感じ方には個人差もあります。
購入の際、自分にあった選択をするには、メリットとデメリットの両面から、検討することが大切です。
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