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住宅ローンの事務手数料とは?相場や保証料との違いについて解説

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初めて住宅ローンを利用する方で、手数料がどのくらいかかるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住宅ローンは、金融機関によって事務手数料がかかる場合があります。
本記事では、住宅ローンの事務手数料とはなにか、事務手数料の相場や保証料との違いについて解説します。
マイホームの購入を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

住宅ローンの事務手数料とは?

住宅ローンの事務手数料とは?

住宅ローンを組む際にかかる「事務手数料」は、住宅ローン全体の費用のなかでも比較的大きな部分を占めます。
事務手数料とは、住宅ローンを申し込んだ方が借り入れ先の金融機関に支払う事務費用のことです。
事務手数料を支払うことによって、金融機関は必要な書類の作成や融資に関する手続きをおこないます。
金融機関によっては「融資事務手数料」や「取扱手数料」と呼ばれることもあります。
また、住宅ローンの保証料にも注意が必要です。
保証料は、借主が住宅ローンの返済ができなくなった場合に、借主の代わりに住宅ローンの残金を支払う保証会社へ支払う手数料です。
住宅ローンを申し込む際は、万が一返済が難しくなった場合の備えとして、借主と保証会社で保証契約を結びます。
なお、保証会社が借主の代わりに支払った住宅ローンの残額については、あとから保証会社に返済する必要があります。
住宅ローンの事務手数料と保証料の支払い方法は主に以下の3つです。

①事務手数料型

事務手数料型は、事務手数料のみ支払うプランとなり、保証料は必要ありません。
この方法では、住宅ローンの開始時に一括で事務手数料を支払います。
金利が比較的低い点が特徴となり、月々の支払い額を少しでも減らしたい方におすすめです。

②保証料型

保証料型とは、事務手数料と保証料の両方を支払うプランのことです。
通常、事務手数料は低めですが、保証料が高めに設定されています。
保証料の支払い方法としては、一括で支払う方法と、金利に上乗せして支払う方法の2つがあります。
一括で支払う方法は最終的な返済総額を抑えられるため、最初の出費は大きいですが、月々の支払いを減らしたい方におすすめです。
一方、金利に上乗せする方法は、初期の出費を抑えたい方におすすめです。

③事務手数料と保証料がかからないプラン

事務手数料と保証料が無料のプランでは、初期費用はかかりませんが、代わりに金利が高い傾向にあります。
この方法では、初期費用は抑えられるものの、金利が高めに設定されるため、返済計画をしっかり立てることが大切です。
各プランにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の経済状況や将来の計画に合ったものを選びましょう。

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住宅ローンの事務手数料の相場とは?

住宅ローンの事務手数料の相場とは?

住宅ローンを利用する際、事務手数料は融資額によって数万円~数十万円と安くない金額がかかります。
そのため、事前にいくらぐらいの費用がかかるのかを把握しておくと、安心です。
住宅ローンの事務手数料は、定率型か定額型によって異なります。
それぞれの相場は、以下のとおりです。

①定率型

定率型とは、借り入れ金額に一定の割合を掛けて手数料を計算するタイプです。
したがって、定率型では借り入れる金額が多ければ多いほど、支払う手数料も増えます。
定率型の良い点は、借り入れ金額に応じて手数料が変わる一方で、金利が定額型よりも低く設定されていることや、保証料が不要な場合があることです。
相場は、借り入れ金額の約2.2%です。
たとえば、3,000万円を借りた場合、事務手数料は「3,000万円×2.2%=66万円」になります。

②定額型

定額型とは、融資の金額に関わらず事務手数料が一定金額に設定されているタイプです。
借り入れ金額が増えても事務手数料が変わらないため、大きな金額を借りる方にとってはお得に感じられるかもしれません。
ただし、定額型では金利がやや高めに設定されることがあるか、保証料が必要な場合があります。
そのため、一概にお得とは限りません。
定額型の事務手数料の相場は、3万円~5万円程度です。
たとえば、3,000万円を借りた場合でも、事務手数料は数万円で済みます。
一見すると定額型の方がコストを抑えられると感じられるかもしれません。
しかし、金利や保証料の有無などを考慮すると、総合的にみて定率型の方がお得な場合もあります。
このように、どのタイプを選ぶかによって事務手数料が大きく変わるため、契約内容をしっかりと確認して最適なプランを選ぶことが重要です。
なお、住宅ローンの事務手数料の支払いは、融資の実行日に、金融機関に対して一度に全額支払うことが一般的です。
金利の支払いとは異なり、事務手数料は返済期間を通じて分割して支払うものではありません。
ローン契約を結んだあと、家を受け取るスケジュールを確認して、そのときまでに手数料を支払えるように準備しておくことが大切です。

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住宅ローンは事務手数料と保証料をセットで確認しよう!

住宅ローンは事務手数料と保証料をセットで確認しよう!

住宅ローンを組む際には、事務手数料だけでなく、保証料についても同時に考えることが重要です。
これらの費用を一緒に考えると、より賢く資金計画を立てることができます。

事務手数料と保証料の違いとは

前述のとおり、事務手数料とは住宅ローンの事務手続きにかかる費用で、金融機関に支払います。
一方、保証料は万が一返済が難しくなったときのための保証契約に対する手数料です。
住宅ローンの申し込みの際に保証契約を結ぶと、借主が返済できなくなったときは、保証会社が代位弁済をおこないます。
代位弁済とは、債務者(借主)が借金を返済できなくなったときに、保証会社などの第三者が代わりに返済することです。
保証契約は、住宅ローン返済が困難になったときに、一時的な救済措置を受けられますが、借り入れ金額が減るわけではありません。
そのため、あとから保証会社が立て替えた金額を、保証会社に支払う必要があります。
つまり、事務手数料と保証料は支払い先に違いがあります。

支払い方法の選び方

住宅ローンを選ぶ際「事務手数料型」と「保証料型」のどちらを選ぶかは大切な決断です。
間違った選択をすると、無駄な出費をすることになりかねません。
どちらのタイプが自分に合っているかを理解してから契約することが重要です。
事務手数料型は、長期間にわたってローンを返済する予定の方におすすめです。
事務手数料型の住宅ローンは、保証料型と比べて金利が低く設定されることが多く、その結果、毎月の返済額や最終的な返済総額を抑えることができます。
保証料型の住宅ローンは、保証料の支払い方法が「外枠方式」か「内枠方式」かによって、異なる利点があります。
外枠方式は、繰り上げ返済を検討している方におすすめです。
保証料を一括で支払うため、その後繰り上げ返済をすると、支払った保証料の一部が戻ってくることがあるためです。
内枠方式は、初期費用を抑えたい方に適しています。
保証料を前払いせず、毎月の返済に上乗せする形で支払うため、契約時の負担を軽減できます。

住宅ローンを選ぶときのポイント

住宅ローンを選ぶ際は、毎月どれだけ返済するか、全体の返済期間はどのくらいか、そして金利はどのタイプを選ぶかなど、細かくチェックするのがポイントです。
とくに注意したいのが、今回ご説明した事務手数料や保証料です。
これらは費用が高くなりがちで、選んだ支払い方法によっては毎月の返済額にも大きく影響します。
だからこそ、最初にかかる費用やトータルでどれくらい払うことになるのかをしっかり比較して、よく考えることが重要です。
保証料を一度に支払うことや、最初に多めの頭金を払うと、全体の費用を減らせることもあります。
ご自身にとって最適な返済方法は何か、金融機関に相談しながら、自分の状況に合わせてじっくり検討しましょう。

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まとめ

住宅ローンの事務手数料とは、住宅ローンの申し込みにあたって発生する事務作業に対する費用のことです。
相場は、定率型だと「借り入れ金額×2.2%」、定額型だと3万円~5万円となります。
住宅ローンを申し込む際は、事務手数料と保証料をセットで確認しましょう。


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