住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴や職業とは?審査通過のコツを解説
マイホームを購入するときは、住宅ローンを利用して予算計画を立てたいところでしょう。
しかし、住宅ローンには審査があるため、注意が必要です。
本記事では、住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴や、通りやすい職業、審査に通りやすくするコツについて解説します。
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住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴とは?
住宅ローンの審査をスムーズに通過するためには、借り入れ先の金融機関に支払い能力があることを示す必要があります。
したがって、住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴は、以下のとおりです。
①安定した収入がある方
住宅ローンの返済には、長期間にわたる安定した収入が必要です。
そのため、定期的に安定収入が得られる会社員や年収の高い職業の方が好まれます。
とくに正社員として長く勤めている方は、収入の安定性が高いと見なされます。
正社員のなかでも、大手企業や安定した業界に所属している方は、審査に有利です。
一方、派遣社員やフリーランスなど、収入が不安定になりがちな雇用形態は、審査が厳しくなる可能性があります。
勤務先の企業が経済的に安定していて、将来的にも存続が見込まれる場合、その点が審査で高く評価されます。
②健康状態が良好な方
住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険への加入が一般的に必要とされます。
団体信用生命保険に加入すると、契約者が死亡や事故で高度の障がいを負うなど、万が一のときにも住宅ローンの残債を保険でカバーすることができます。
団体信用生命保険の加入時には、健康診断や問診票によって健康状態がチェックされます。
また、既往症や現在の病気がないほうが審査に通りやすいです。
③年齢が若い方
年齢が若いと、長い労働期間が見込まれるため、将来的な収入増加も期待できます。
そのため、長期間にわたる住宅ローンの返済能力があると評価されます。
また、一般的に年齢の若い方は健康リスクが低いとされるため、返済期間が長期でも審査に通りやすいです。
たとえば、25歳のときに住宅ローンの返済期間を35年で設定した場合、完済時の年齢は60歳になるため、定年退職前に返済を終えることができますね。
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住宅ローンの審査に通りやすい職業とは?
前述のとおり、住宅ローンを組む際、金融機関は借主の返済能力を重視します。
とくに、安定した収入源を持つ職業に就いている方は、審査に有利となります。
一般的に住宅ローンの審査に通りやすい職業は、以下のとおりです。
①公務員
公務員は、景気の変動に影響されにくいため、安定した収入を持つことが特徴です。
公務員には以下のような利点があります。
●安定性:国や自治体が雇用主であるため、倒産のリスクがほぼない
●昇進・昇給の明確性:昇進や昇給の予測がしやすい
一般的な会社員や自営業と違って、公務員は雇用先がなくなることはありません。
そのため、退職や転職をしない限り、生涯を通じて安定した収入が期待できます。
また、公務員のキャリアパスは定められた基準に基づいているため、将来の収入も比較的予測しやすい特徴があります。
したがって、金融機関から返済能力を高く評価され、審査に通りやすいです。
②医師
医師は高度な専門性を要する職業のため、就職先や開業に困りません。
そのため、安定した高収入を得ることができ、住宅ローンの審査にも有利です。
医師は国家資格を要し、高度な専門知識と技術が求められます。
この専門性により、医師の職は高い社会的需給と安定した収入が期待できるのです。
とくに、総合病院の勤務医は、収入が安定しているため審査に通りやすいです。
開業医の場合は、倒産のリスクがあるため審査が厳しくなりますが、一般的な個人事業主よりは比較的審査に通りやすい傾向にあります。
日本は高齢化社会のため、医療業界では医師の人手不足が問題となっており、医師の需要が高いからです。
③大企業の正社員
大企業に所属する正社員は、企業の規模と安定性に裏打ちされた収入が期待できるため、住宅ローンの審査に有利です。
大企業は資本力があり、市場での地位も確立しています。
そのため、国内に経済的な変動があっても安定した運営が見込まれ、従業員に対する給与支払いの安定性が高いです。
また、大企業は一般に高い給与水準を保持しています。
さらに、福利厚生も充実している場合が多く、長期にわたるキャリア形成が可能です。
したがって、金融機関から見て返済能力が高いと評価されやすく、その結果、住宅ローンの審査に有利に働くのです。
ただし、最終的な審査は個々の財務状況や他の要因にも依存するため、上記の職業に就いているからといって必ずしも住宅ローンが承認されるわけではありません。
年収に合った現実的な資金計画を立てて、住宅ローンを申し込みましょう。
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住宅ローンの審査を通過するためのコツとは?
住宅ローンの審査を有利に進めるためには、特定の職業や高収入だけが重要なわけではありません。
収入がそれほど高くなくても、以下の方法で審査の通過率を高めることができます。
①頭金をたくさん用意する
マイホームを購入する際、頭金を多く用意することで住宅ローンの借り入れ額を減らすことができます。
借り入れ額が少なければ、返済の負担も軽くなるでしょう。
また、多くの頭金が用意できれば、貯蓄を計画的におこない、金銭管理ができるという証明にもなります。
これにより、金融機関からの信頼を得やすくなります。
頭金の目安は、一般的にマイホーム購入価格の約10%程度です。
しかし、可能であればそれ以上の金額を頭金として用意することが理想的です。
高収入でなくても、賢く資金計画を立てると、マイホーム購入の夢を実現しやすくなります。
②信用情報の確認
住宅ローンの審査では、借主の信用情報が重要なチェックポイントになります。
信用情報とは、クレジットカードの利用やローンの返済履歴など、金融に関する返済履歴が記録されたものです。
良好な信用情報を維持するコツは、滞納を避けることです。
クレジットカードの請求や携帯電話の料金、他のローンの返済など、約束された支払いは期日までに必ずおこないましょう。
支払いを滞納すると、その記録が信用情報に残り、審査に悪影響を与える可能性があります。
また、クレジットカードの管理も重要です。
使用していないクレジットカードがあれば、解約を検討しましょう。
クレジットカードが多いと、潜在的な借り入れ可能額が大きくなり、それが住宅ローンの審査においてマイナスとみなされることがあります。
信用情報は、あなたの「金融における信頼度」を示すものです。
住宅ローンをはじめとする金融商品の利用時には、日々の支払いを確実におこない、不要なクレジットカードは整理するなど、良好な信用情報を維持することが大切です。
住宅ローンの審査に臨む際にも、より有利な立場を確保することができるでしょう。
③複数の住宅ローンに申し込まない
住宅ローンの審査を有利に進めるためには、複数の金融機関に同時に申し込むのを避けることが大切です。
一度に多くの金融機関に申し込むと、信用情報機関にその記録が残ります。
これを見た金融機関は「他にも申し込んでいるのであれば、当行では審査を通さない方が良いかもしれない」と考える可能性があります。
もし複数の金融機関から住宅ローンを検討している場合でも、一つずつ順番に申し込みましょう。
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まとめ
住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴は、高年収で、健康状態が良好であること、年齢が若い点です。
審査に通りやすい職業は、一般的に収入が安定している公務員や医師、大企業の正社員が挙げられます。
審査に通過するコツは、頭金を多めに用意すること、信用情報に気を付けること、複数の金融機関に同時に申し込まないことです。
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