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遠方の不動産に投資するメリット・デメリットとは?成功のポイントをご紹介

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不動産投資を検討する際は、近くの不動産だけでなく、遠方にある不動産に投資しようか迷うこともあるでしょう。
本記事では、遠方にある不動産に投資するメリット・デメリットや成功のポイントについてご紹介します。
不動産投資をご検討中の方は、ぜひ参考に最後までご覧ください。

遠方にある不動産に投資するメリットとは?

遠方にある不動産に投資するメリットとは?

投資する不動産を探す際は、ついつい近くのエリアにある不動産にばかり目がいきますよね。
しかし、あえて遠方にある不動産を選ぶのもおすすめです。
遠方にある不動産に投資するメリットは、以下のとおりです。

メリット①投資する物件の選択肢が広がる

地方に住んでいる場合、なかなか投資したくなるような良い物件が見つからないこともあるでしょう。
とくに人口が少ない田舎の場合は、賃貸需要のある物件を見つけることが難しいです。
そんなときは、首都圏や地方の大都市圏の物件にまでエリアの範囲を広げれば、物件の選択肢が広がるメリットがあります。
遠方であっても首都圏や地方大都市圏まで投資範囲を広げれば、人口が多いため賃貸需要の高い多様な物件から選ぶことが可能です。
また、再開発や大規模施設の建設予定地も狙い目です。
将来的に人口の増加が期待できるエリアの賃貸物件を購入すれば、家賃収入や地価の上昇などによる利益が期待できます。
また、自身の予算が少ない場合でも、広範囲な地域から物件を探せば、理想の条件を持つ物件が見つかる確率が高まります。

メリット②投資リスクを分散できる

1つのエリアに投資を集中させると、そのエリアに地震や水害などの自然災害があった場合、大きな損失を被るリスクが高まります。
しかし、遠方のエリアの物件に分散して投資すれば、1つのエリアに影響が出たとしても、ほかのエリアの物件でリスクをカバーできるでしょう。
また、同じエリアで複数の不動産を所有していると、自然災害だけではなく土地の価値が下落した場合も大きなダメージを受けてしまいます。
たとえ、再開発などで土地の価値が上昇したとしても、不動産市場の状況や景気によっていつ下落するか分かりません。
そのため、複数のエリアの不動産に分散投資をしておけば、価格変動のリスクにも対応できるメリットがあります。

メリット③初期費用を抑えられる

地方の物件は、土地代や建築費が都市部に比べて安いため、初期費用を抑えることが可能です。
さらに、地方でも交通の便が良い場所や、周辺施設が充実しているエリアの賃貸物件は、入居者の獲得が容易です。
そのため、都心に住んでいる場合は、遠方にある地方都市の賃貸物件に投資すると、初期費用を抑えつつも、安定した賃貸経営が期待できます。

メリット④安定した利回りが期待できる

都心の物件は物件価格が高い一方で、人口が多いため賃貸物件の入居需要が高く、家賃相場も高いです。
したがって、人口の少ない地方の賃貸物件よりも安定した利回りでの賃貸経営を期待できるメリットがあります。
一方、地方の物件は、物件価格が低いため初期費用は抑えられますが、人口の少なさから空室リスクが高まる可能性があります。

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遠方にある不動産に投資するデメリットとは?

遠方にある不動産に投資するデメリットとは?

では反対に、遠方にある不動産に投資するデメリットも気になりますよね。
主なデメリットは、以下のとおりです。

デメリット①緊急時の対応が難しい

遠方の物件に何か問題が発生した場合、オーナー自身が直接対応するのは時間がかかるため、迅速な解決が難しくなるデメリットがあります。
遠方の物件に何か問題が発生した場合、オーナー自身が直接対応するのは時間がかかるため、迅速な解決が難しくなるデメリットがあります。
また、管理会社の対応も遅い場合は、入居者の不満が高まるリスクがあるため、注意が必要です。
入居者の不満が蓄積すると、最悪の場合、退去によって空室が長期間続く恐れもあります。
そのため、遠方の賃貸物件を購入する際は、緊急時でもスムーズな対応をおこなうために事前に対策を練っておくのがおすすめです。

デメリット②融資を受けるのが難しい

金融機関は、融資をおこなう際に物件の場所や価値を重要な判断基準としています。
遠方にある物件は、近隣の金融機関の営業範囲外である場合や、エリアの詳細な情報が不足している場合があり、融資の障壁となる点がデメリットです。
また、金融機関ごとに融資の条件や基準が異なるため、遠方の物件に対する融資を受け付けてくれない可能性もあります。

デメリット③スピード勝負に弱い

不動産の投資市場では、条件の良い物件には多くの投資家が注目しています。
そのため、良い物件を見つけた場合でも、すぐに現地を確認し、購入の意思を伝えなければ、すぐにほかの投資家に取られる可能性が高いです。
遠方にある物件の場合、現地確認のために出向くのに時間がかかるため、ほかの投資家に先を越されるリスクが高まるデメリットがあります。
かといって、不動産投資を始めたばかりの方は、物件の実態を確認せずに購入するのはリスキーであるため、現地確認は不可欠です。

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遠方から不動産投資を成功させるポイントとは?

遠方から不動産投資を成功させるポイントとは?

遠方にある不動産の投資を成功させるには、以下のポイントを押さえましょう。

ポイント①信頼できる管理会社を選ぶ

遠方にある不動産の場合、日常の管理やトラブル対応は基本的に管理会社がおこないます。
そのため、地域での実績や経験が豊富な管理会社を選ぶことが大切です。
実績豊富な管理会社であれば、トラブル時の迅速な対応や適切な管理が期待できます。
管理会社を選ぶときの具体的なポイントは、以下の3つです。

●多くの物件を管理している
●管理している物件の入居率が高い
●賃貸経営の全業務(入居者募集から契約、問い合わせ対応、清掃業務など)に対応している


また、長期的に信頼関係を築くためには、担当者とのコミュニケーションも重要です。
定期的な報告や相談を通じて、信頼関係を深めましょう。

ポイント②早めに物件情報を取得する

不動産投資の市場は競争が激しいため、良い物件はすぐに売れてしまうことが多いです。
そのため、遠方に住んでいると、現地の物件の情報を手に入れるのが遅れるリスクがあります。
そこで、対象エリアの不動産会社と良好な関係を築いておけば、新しい物件情報を速やかに受け取ることができます。
また、動画などを利用して遠隔で物件の状態を確認すれば、現地に行かなくても物件の概要を把握することが可能です。
したがって、遠方にある不動産の投資を成功させるには、対象エリアの不動産会社との細目なやり取りが不可欠です。

ポイント③融資の事前確認

不動産投資は、一般的に金融機関の融資を受けておこないます。
遠方の不動産を購入する際は、そのエリアの金融機関の融資の取り扱いや条件が異なる可能性があるため、事前に確認するのがポイントです。
事前に融資の可能性や条件を確認しておけば、後々のトラブルや手間を省くことができます。
また、現金一括で購入することも選択肢に入れておくと、いざ融資が通らなかった場合でも迅速に対応することができます。

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まとめ

遠方の不動産投資のメリットは、物件の選択肢が増え、リスクを分散でき、初期費用を抑えて安定した利回りを狙える点です。
デメリットは、スピード勝負に弱い点や緊急時の対応が難しい点、融資を受けるのが難しい点が挙げられます。
成功のポイントは、管理会社選びと現地の不動産会社とのやり取り、融資の事前確認をおこなうことです。


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