メゾネットタイプのマンションについて!特徴や購入の注意点についても解説
住まいに個性や開放感を求める方の間で、メゾネットタイプのマンションが近年注目を集めています。
室内に階段がある造りは、上下階を使い分けられるため、一戸建てのような暮らしを楽しめる点が魅力です。
ただし、階段の上り下りの負担や間取りの自由度など、生活スタイルによっては合わない場合もあります。
この記事では、メゾネットマンションの特徴やメリット・デメリット、購入に向いている方の傾向について解説します。
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メゾネットタイプのマンションとは

マンションの購入を検討する際、間取りの種類は重要な判断材料となります。
なかでも「メゾネットタイプ」と呼ばれる住戸は、一戸建て感覚で暮らせる点が注目されています。
本記事では、メゾネットタイプのマンションとは何か、その特徴や魅力をご紹介します。
2階層
メゾネットタイプの最大の特徴は、住戸内が上下2層に分かれており、1階をリビング、2階を寝室といったように空間を自在に使い分けられる点です。
生活空間を階層で分離できるため家族の生活スタイルに応じた柔軟なレイアウトが可能で、階下への足音も軽減されやすい一方、隣接住戸へは壁を介して音が伝わる可能性があることには注意が必要です。
とくに、小さなお子様のいる家庭では、足音や遊び音を気にせず過ごしやすく、集合住宅でありながら音のトラブルを抑えられます。
さらに階層が分かれていることで、来客時に1階部分のみを使用しプライベートスペースを保護するなど、生活導線のコントロールがしやすくなります。
上下階を完全に閉じる間仕切りドアを設置すれば、冷暖房効率の向上やペットの行動範囲を制限するなど運用の幅も広がります。
内階段
メゾネット住戸には専用の内階段があり、上下階を自由に行き来できる戸建て同様の動線が確保されています。
階段下のデッドスペースを収納に転用し、掃除用具や季節家電をすっきり収められるため、限られた面積のマンションではとくに重宝します。
一方で清掃の手間が増え、段差が多いためバリアフリー性が低下しやすく、高齢者や小さな子どもがいる世帯では手すり設置や緩やかな段差など安全対策の有無を事前に確認することが大切です。
最近は蹴込み板に間接照明を組み合わせ、階段自体をインテリアのアクセントとする事例も増えています。
踏み面にクッションフロアや防滑シートを貼る改修は比較的低コストでおこなうことができます。
戸建て感覚の暮らし
メゾネットは、集合住宅でありながら一戸建て感覚で暮らせる点が魅力です。
階層を分けることで来客用のリビングと家族のプライベート空間を容易に区切れ、住まいにメリハリを持たせられます。
さらに、天井高約2.6mの高天井を採用した住戸では採光と通風に優れ、より開放的な空間を味わえます。
ルーフバルコニー付きのメゾネットであれば、家庭菜園やアウトドアリビングを楽しむことで都市部でも戸外空間を確保できます。
ただし、上階の居室が屋上に面する場合は夏季の熱負荷が増えるため、遮熱塗装や外付けブラインドなど日射対策を併せて検討しましょう。
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メゾネットタイプのマンションを購入するメリット・デメリット

マンションの購入を検討する際、住戸の構造や間取りは慎重に選ぶべき大切な要素です。
なかでもメゾネットタイプは、一戸建てに近い住み心地を提供しますが、購入前に特性を理解しておくことが大切です。
今回は、メゾネットタイプのマンションにおけるメリットとデメリットを解説します。
デメリット
メゾネットでは階段が室内スペースを占有するため実際に使える床面積が狭く感じられ、家具配置や動線が制限されがちです。
階段移動が日常的に発生し家事の負担が増えるうえ、高齢者や乳幼児のいる世帯では転倒リスクに十分な配慮が必要です。
上下方向の空間が大きいぶん温度差が生じやすく冷暖房効率が落ち、断熱性や換気計画を怠ると光熱費の増加につながります。
こうした特徴を踏まえ、自身のライフスタイルに適しているか慎重に検討しましょう。
とくに縦長の住戸では、上階の天井裏に断熱材を追加するだけでも体感温度が大きく改善するため、リノベーション計画時に施工可否を確認すると良いでしょう。
騒音対策
上下階が同一住戸内のため階下への騒音トラブルは少ないものの、隣接住戸への遮音性能が低い構造の場合は生活音が漏れやすく、防音建材の採用や床材の仕様を確認することが大切です。
内覧時には壁をノックして音の伝わり具合を確かめたり、室内にカーペットを敷くなど生活音を緩和する工夫も検討しましょう。
とくに、楽器演奏やホームシアターを楽しみたい場合は、二重サッシやグラスウール充填壁が導入可能かどうか施工会社に相談しておくと、後からの追加工事費を抑えられます。
最近は、AIを用いた専門的な環境音分析サービスも登場しています。
階段
階段の上り下りが日常的に発生するため体力に不安のある方や妊娠中、高齢者には負担となりやすく、生活の障壁になる可能性があります。
手すりや滑り止め加工の有無に加え、段差の高さや幅、照明の明るさを確認し転倒リスクを抑えましょう。
将来的に介護が必要になった場合に備え、昇降機や簡易リフトを後付けできる階段幅かどうかを購入前に確認しておくと安心感が高まります。
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メゾネットタイプのマンション購入が向いている人の特徴

マンションの購入を検討する際には、住戸の間取りや構造が自分のライフスタイルに適しているかを見極めることが大切です。
とくに、メゾネットタイプのマンションは、一戸建て感覚で暮らせる構造が特徴です。
今回は、メゾネットタイプのマンション購入が向いている人の特徴についてご紹介します。
子どもがいる方
メゾネットは上下階が同一住戸内のため、子どもが元気に動き回っても階下への騒音をあまり気にせず過ごせます。
2階を子ども部屋に設定すれば足音や声の影響を抑えられ、家族の生活リズムにメリハリも生まれます。
階段下を収納に充てられる間取りが多く、成長に伴い増えるおもちゃや学用品を整理しやすい点も魅力です。
一方で、見守りやすさを確保するため、階段にベビーゲートを設置できるか、また2階にもトイレを設けて夜間移動を減らすなど、安全面と利便性のバランスを取ることが大切です。
ロフトベッドを活用してさらに縦方向を有効活用する例もあり、学習スペースと寝床を分離することで集中力が向上したというケースも報告されています。
家族の生活時間帯がずれている
家族の生活時間帯がずれていても、上下階で空間を分けられるメゾネットなら生活音を抑えながら快適に過ごせます。
来客時は1階を応接、2階をプライベート空間とすることで生活感を見せずに対応でき、急な来客でも安心です。
趣味が分かれる家庭でも階層分離で音干渉を抑えられるため、多様なライフスタイルに柔軟に対応できます。
早朝や深夜にテレワークをおこなう場合でも、片側を防音仕様にしておけば家族の睡眠を妨げずに業務がおこなえるため、24時間稼働の職業に就く人にも適しています。
在宅勤務の方
在宅勤務が増える中、メゾネットは上下階を仕事用と生活用に分けることで業務とプライベートを明確に区切れます。
1階をワークスペースにすると集中しやすく、階層が異なるためオンライン会議中でも家族の生活音を遮り集中できます。
上下階にWi-Fiルーターをメッシュ接続で配置すれば通信速度が安定し、吹き抜けのある間取りでも電波が途切れにくくなります。
また書斎を2階に置く場合は、防音カーテンやハニカムブラインドを組み合わせることで、外部の騒音や夏場の熱気を軽減できる点も見逃せません。
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まとめ
メゾネットタイプのマンションは上下階に分かれた構造が特徴で、一戸建て感覚の広がりある暮らしが実現できます。
生活音が階下に響きにくい点や、空間にメリハリが生まれる点など、多くの魅力がある住まいです。
ただし、階段の昇降や掃除の負担なども考慮し、自身のライフスタイルに合うかを見極めることが大切です。
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