購入向けコラム

新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすい?有効な防犯対策も解説

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マイホームを購入する場合は「新築一戸建てにする」と決めている方は多いかもしれません。
しかし、新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすいため、購入後には入念な対策が必要です。
今回は新築一戸建てが空き巣の被害に遭いやすい理由や、とくに侵入されやすい新築一戸建ての特徴、そしておすすめの防犯対策を解説します。

新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすい

新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすい

新築一戸建ての購入を夢として掲げている方は、少なくないでしょう。
しかし新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすいとされており、警察も注意喚起をおこなっているため、購入後は侵入犯罪に警戒しなければなりません。
まずは新築一戸建てがなぜ空き巣の被害に遭いやすいのか、警察庁のデータをもとに解説します。

警視庁が空き巣被害について注意喚起している

警察庁のデータによると、令和5年に発生した住宅を対象とする侵入窃盗の認知件数は1万7,469件であり、前年比で11.3%も増加しました。
空き巣をはじめとする侵入窃盗の発生場所は、一戸建てが30.5%ともっとも多いため、新築一戸建ての購入後は空き巣の被害に警戒しなければなりません。
また、強盗殺人・致死や強盗傷人、強盗・不同意性交等の「侵入強盗に伴う身体犯」は令和5年度に379件が検挙されており、これは前年比+35.4%と大きく増加中です。
近年はいわゆる「闇バイト」による凶悪犯罪も多発しており、従来にも増して入念な対策を講じる必要に迫られています。

低層階には空き巣が侵入しやすい

新築一戸建てだけではなく、アパートやマンションに関しても、3階以下の低層階には空き巣が侵入しやすいといわれています。
低層階は高層階と異なり、塀を乗り越えるだけで住宅の窓やドアにたどり着けるため、空き巣が犯行をおこないやすいのです。
警察庁の「住まいる防犯110番」によると、一戸建てにおける侵入窃盗の侵入手口は、鍵をかけていない「無締り」が第1位でした。
玄関の施錠は欠かさずにおこなっていても、お風呂やトイレを無施錠にしたまま外出した隙を突いた犯行もあります。

新築一戸建てにはマンションのようなセキュリティ設備がない

アパートやマンションと比較すると、一戸建ての場合、セキュリティ設備が少ない傾向にあります。
セキュリティ対策が万全なマンションには「オートロック」や「防犯カメラ」といったセキュリティ設備がありますが、一般的な一戸建てにはそのようなセキュリティ設備が用意されていません。
不審者から見ると、セキュリティ設備がない一戸建ては物色や侵入がしやすく、この点も新築一戸建てが空き巣の被害に遭いやすい原因になります。

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空き巣に侵入されやすい新築一戸建ての特徴

空き巣に侵入されやすい新築一戸建ての特徴

新築一戸建てが空き巣の被害に遭いやすい理由は先述したとおりです。
しかし、新築一戸建てといっても、物件により特徴が異なるため、空き巣に侵入されやすい家もあれば、空き巣から狙われにくい家もあります。
ここでは、空き巣に侵入されやすい新築一戸建ての特徴を解説します。

特徴①人目の少ない立地にある家

人目が少なく、犯行が見つかりにくい立地にある新築一戸建ては、空き巣に侵入されやすいため要注意です。
空き巣はリスクを避けて行動する傾向にあり、人や車の通行量が豊富な立地に面している一戸建ては避ける可能性が高いです。
新築一戸建てが人通りの少ない道に面している場合や、死角が多い路地に面している場合は、空き巣に狙われやすくなるため注意しましょう。

特徴②留守にしていることがわかりやすい家

留守にしていることがわかりやすい家や、留守が多い家は、空き巣の被害に遭うリスクが高くなります。
空き巣は室内をじっくりと物色でき、速やかな通報を避けられる家を好むため、留守にする機会が多い方ほど犯行に警戒しなければなりません。
外からすべての部屋を消灯している様子が見えたり、郵便受けに新聞や郵便物がたまっていたりすると、留守にしていることを空き巣に悟られてしまいます。
留守を悟られないように対策することも、空き巣による被害を避けるための重要なポイントです。

特徴③防犯対策が手薄な家

空き巣は犯行に及ぶ前に現地を下見するといわれるため、防犯対策が手薄に見える新築一戸建ては、侵入窃盗の被害に遭いやすくなります。
たとえば「無施錠のまま外出しがちな家」や「防犯カメラやセンサーライトといった防犯設備がない家」は、空き巣から狙われる確率が高まるでしょう。
空き巣から見て侵入しやすく、逃走しやすい物件にならないように、新築一戸建てでは後述するような防犯対策が必要です。

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新築一戸建てにおすすめの防犯対策

新築一戸建てにおすすめの防犯対策

新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすいため注意が必要ですが、防犯対策に力を入れることにより、空き巣に狙われにくくなります。
ここでは、新築一戸建てにおすすめの防犯対策について解説します。
窓、玄関、外周・庭と3つの箇所を重点的に強化して、空き巣から狙われにくい特徴を持つ家に仕上げましょう。

新築一戸建ての窓への防犯対策

窓は空き巣の侵入経路になるケースが目立つため、お風呂やトイレも含めて施錠を徹底したうえで、有効な防犯対策をおこないましょう。
防犯性能が高く割れにくい「CPマーク付き」の窓ガラスを設置すると、バールや火を使った窓破りに対抗でき、容易に侵入されにくくなります。
クレセント錠や補助錠を取り付けて、二重・三重で鍵をかけると、空き巣が侵入するまでにかかる時間を稼げるため、被害を防ぎやすくなります。
また、家を長期間留守にする場合に備えて、雨戸やシャッターを取り付けて窓を守る対策も有効です。

新築一戸建ての玄関への防犯対策

玄関には、郵便配達員や宅配便業者といった不特定多数の方が近付くため、不審者が接近しても目立ちにくい場所です。
玄関の鍵はピッキングで破られる可能性があるため、ピッキングに強いディンプルキーを使用したり、二重ロックにしたりといった防犯対策が効果的といえます。
防犯設備としては、訪問者の顔がわかるカメラ付きのインターホンを設置すると良いでしょう。
勝手口が死角にある場合は、人の動きに合わせて光るセンサーライトを設置したり、不審者が歩くと音が鳴る防犯砂利を撒いたりといった防犯対策も有効です。

新築一戸建ての外周・庭への防犯対策

外周や庭への防犯対策として意識すると良いのは、表からの死角を作らないように工夫することです。
空き巣が侵入した後に身を隠しにくくなるように、高い塀の設置を避けたり、庭木の手入れを定期的におこなったりして防犯対策をしましょう。
物置や室外機は2階部分につながる足場になるおそれがあるため、2階の窓やベランダの直下に設置することはおすすめしません。
死角になる場所に対しては、防犯砂利を撒いたり、センサーライトを設置したりすると、空き巣の警戒心が強まるため、侵入を防ぎやすくなります。
また、敷地や建物への侵入口となる箇所には、防犯カメラを設置すると、空き巣の被害を防ぎやすくなるでしょう。

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まとめ

新築一戸建ては、セキュリティ設備が少なかったり、施錠が甘いケースが目立つなどの理由により、空き巣の被害に遭う可能性が高いです。
とくに「人目が少ない立地にある」「留守にしていることが悟られやすい」といった特徴を持つ新築一戸建ては空き巣に狙われやすくなります。
窓、玄関、外周・庭の防犯対策を徹底しておこない、被害のリスクを減らしましょう。


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