居住中の中古マンションを内覧するときのポイントとは?注意点も解説!
中古マンションを購入する際には、気になった中古マンションを内覧し実際の様子を見て購入するかどうか判断する流れが一般的です。
空室状態の室内を確認するイメージのある内覧ですが、居住中の中古マンションでも実施するケースがあることをご存じでしょうか。
今回は、居住中の中古マンションを内覧するときのポイントや事前準備、注意点につい解説します。
マイホームの購入をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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居住中の中古マンションを内覧するときのポイント
中古マンションの内覧では、すでに売主が退去した、空室状態の室内を確認するケースが主流です。
しかし売主の新居が決まっていないケースなど、売主の状況や考え方によって、居住中の中古マンションで内覧を実施することもあります。
居住中の中古マンションはプライベートな空間であり、見るほうも見られるほうも緊張するものです。
そのため、一般的な内覧よりも身構えたり、戸惑ったりする方もいらっしゃるでしょう。
そこでまずは、居住中の中古マンションを内覧する際のポイントを解説します。
ポイント①住人に配慮する
居住中ということは、その中古マンションで人が生活しているということです。
売主だけでなく、その配偶者や子、親なども同居しているかもしれません。
もしご自身が売主やその家族の立場だとして、勝手にプライベートな場所を覗かれたり、家具に触られたりしたら、不快に感じることでしょう。
「見ても良いですか」「触っても良いですか」と一声掛けるなど、相手を気遣いながらチェックすることが大切です。
しかし過剰に遠慮する必要はありません。
遠慮し過ぎてしまうと、本来なら得られるはずだった情報が得られなくなってしまいます。
見たい部分や知りたい情報があれば、気遣いながらもはっきりと意思表示するようにしましょう。
ポイント②積極的にコミュニケーションを取る
空室状態でおこなう内覧では、売主やその家族から直接話を聞けるケースはあまりありません。
一方、居住中の中古マンションの内覧は、住人ならではの生きた意見を聞けます。
設備の細かな使い勝手や周辺環境の長所・短所など、実際に住んでいるからこそわかる情報を質問してみましょう。
あわせて、引っ越しの予定について聞くのもおすすめです。
ポイント③内覧時に売主に聞くことをリストアップしておく
ポイント②でご紹介したメリットを生かすためにも、内覧時に売主に聞きたいことを事前にリストアップしておきましょう。
質問事項の例は、次のとおりです。
●修繕・交換が必要な箇所や設備の有無
●季節ごとの日当たりや気温・湿度など
●マンションの住人の雰囲気
●周辺環境の住みやすさ
●購入希望者の数
質問事項をリストアップしておくと、効率良く必要な情報を得られます。
また「質問の多さ=熱心さ」だと受け取られ、売主と良い関係を築けるかもしれません。
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居住中の中古マンションを内覧するときの事前準備
居住中の中古マンションを内覧するときにおこないたい事前準備は、売主への質問事項のリストアップだけではありません。
居住中の内覧ならではのメリットを生かし、デメリットをカバーできるよう、次の事前準備をおこなうことをおすすめします。
事前準備①確認したい部分をリストアップする
先述したように売主に質問したい内容だけでなく、確認したい箇所についてもリストアップをしておくと、効率的に内覧できます。
居住中ということもあり、あまり長時間の内覧は好ましくありません。
居住中の中古マンションを内覧する際の所要時間の目安は、30分~1時間です。
「冷蔵庫置き場を確認したい」「エレベーターからの距離を知りたい」「大きな家具・家電の搬入経路はあるのか」など、実際に見て確認したい部分を挙げていきましょう。
確認したい部分をリストアップするコツは、事前に中古マンションの図面を入手して、一部屋ずつイメージをふくらませることです。
また「第一印象」「水回り」「内装」「ドア・窓」のように項目ごとにリストを作成すると、細部までチェックしやすくなります。
事前準備②持ち物をそろえる
作成したリストをもとに隅々までチェックする場合は、次の持ち物があると便利です。
●図面
●カメラやスマートフォン
●メジャー
●メモ帳と筆記用具
内覧で得た情報をすべて書き記そうとしても、限界があります。
そのため、カメラやスマートフォンなど、写真や動画を撮影できるものがあると重宝するでしょう。
写真や動画であれば、内覧に参加できなかった家族にも簡単に送信可能で、スムーズに確認してもらえます。
文章での説明にはどうしても主観が混じり、齟齬が生じやすくなりますが、写真や動画であれば実物に近い状態で共有することが可能です。
またスマートフォンはカメラ機能のほか、メジャー機能、懐中電灯の機能なども利用できるため、荷物の量を抑えられます。
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居住中の中古マンションを内覧するときの注意点
居住中の中古マンションでは、内覧の前後も住人が生活しています。
そのため、通常の内覧とは異なる注意点を押さえなくてはなりません。
注意点①急なキャンセルはしない
ご自身が自宅にお客さまを招く際は、事前に片付けや掃除をおこなうのではないでしょうか。
中古マンションの売主も同じであり、内覧に間に合うよう、片付けや掃除、より良く見せるための工夫、おもてなしの準備などをしています。
また内覧は週末におこなわれることが多いため、貴重な週末に予定を入れず、内覧に対応しているケースも少なくありません。
そこで急なキャンセルをすると、売主の準備や休日が無駄になってしまいます。
売主の気分を害してしまい、売買がスムーズに進まなくなることもあるでしょう。
双方が気持ち良くスムーズに取引をするためにも、やむを得ない事情以外でのキャンセルはしないことが大切です。
注意点②マナーを守る
最初の章でも解説しましたが、居住中の中古マンションは非常にプライベートな空間です。
隠してある部分を覗き見たり、調度品に勝手に触ったりすることはやめましょう。
居住中の中古マンションでの内覧は、内覧であると同時に、他者のプライベート空間に立ち入る行為でもあります。
挨拶を欠かさない、その場で値引き交渉をしない、1時間を超える長居はしない、清潔な服装で行くなど、マナーを守って行動することが大切です。
小さなお子さまの同伴は絶対に不可というわけではありませんが、事前に伝えると売主も対応しやすくなります。
内覧前には不動産会社の担当者から参加人数を確認されるため、小さなお子さまも含めた人数を答えたうえで、お子さまの年齢も伝えると安心です。
またお子さまに対しても、走らない・触らない・騒がないなど、マナーを教えておくと良いでしょう。
注意点③写真や動画は勝手に撮影しない
マナーに通ずるものがありますが、写真や動画を勝手に撮影するのはご法度です。
居住中の中古マンションはまだ売主の生活空間であり、撮られたくないものや箇所がある可能性があります。
「リビングは撮影OK」「寝室はNG」「水回りは撮影前に少し整えさせてほしい」など、売主の考え方はさまざまです。
写真や動画を撮影したいと感じる場所が見つかったら、まずは売主に撮影しても良いか確認するようにしましょう。
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まとめ
居住中の中古マンションを内覧する際のポイントは、住人に配慮をしながら、積極的にコミュニケーションを取ることです。
住人だからこそ知っている、その中古マンションのメリット・デメリットを教えてもらえる可能性があります。
ただし居住中の中古マンションは売主の生活空間であるため、マナーを守って効率良く内覧をおこないましょう。
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