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定期借地権付きマンションの購入!借地権付き物件の概要やメリットを解説

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マンションを探していると、定期借地権付きの物件を見かけることがあります。
定期借地権付きのマンションは、比較的安い傾向にあることが魅力ですが、失敗しない購入のためにはメリットとデメリットを把握して検討するのが重要です。
今回は、定期借地権付きマンションの概要やメリット・デメリット、購入が向いている方について解説します。

購入時に知っておきたい!定期借地権付きマンションの概要とは?

購入時に知っておきたい!定期借地権付きマンションの概要とは?

不動産は土地や建物で構成されますが、マンションの場合は対価を支払うことにより、建物のなかの住戸とあわせて土地を利用する権利も一緒に得ています。
失敗しないマンション選びのためには、マンションの土地に関する権利の種類や違いについても知っておく良いでしょう。

定期借地権付きマンションと分譲マンションの違いとは?

マンション探しをしていると見かけることがある定期借地権付きマンションとは、通常の分譲マンションとどのような点が異なるのでしょうか。
それぞれ、購入の仕組みに違いがあります。
一般的な分譲マンションの購入
マンション購入といえば、建物のなかのひとつの住戸を買うとイメージされがちですが、分譲マンションの場合は土地も一緒に購入しています。
専有部分を所有する「区分所有権」にくわえて、共用部分に対する「共有持ち分権」と土地を利用するための「敷地権」の3つの権利を持つことになります。
そして、マンションを探していると、土地の情報に「所有権」と記載されている物件が多いです。
この場合、購入した区分所有者が建物とあわせて、土地の所有権をもつ物件であることがわかります。
定期借地権付きマンションの購入
通常の分譲マンションとは異なり、定期借地権付きマンションの購入は、土地を利用する権利を借りることを指します。
分かりやすくいうと、一般的な分譲マンションが「土地を買う」のに対し、定期借地権付きマンションは「土地を借りる」ことが大きな特徴であり、違いです。
ただし、借地権についても種類が複数あり、期間は異なるものの、基本的には借りてすぐに返還しなければならないものではありません。

借地権の種類

借地権とは、建物を建築するために、土地を借りる権利です。
旧法借地権は大正時代に制定されたものでしたが、現在適用されているのは、1992年に施行された借地借家法上の新法借地権です。
新法借地権では、2つの種類に分けられています。
更新ができる普通借地権
普通借地権とは、契約が更新できる種類の借地権です。
借地の期間は借りた最初は30年となっており、1度目の更新が来たら20年、2回目以降の更新からは10年となります。
この借地権では、地主に正当な事由がなければ、借主が希望する限り契約の更新をおこなえるのが特徴です。
なお地代のほか、更新のタイミングで更新料を地主に対して支払う必要があるので注意しましょう。
50年は借りられる定期借地権
定期借地権とは、契約期間が定められている借地権を指します。
定期借地権付きマンションでは、最低でも50年以上の契約期間とすることが決められおり、長く住むことも可能です。
期間満了となったときに、土地を更地にして返還する点は、普通借地権とは異なるポイントです。
定期借地権付きマンションの購入を検討する際は、残っている契約期間を事前に確認するようにしましょう。

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定期借地権付きマンションのメリット・デメリット

定期借地権付きマンションのメリット・デメリット

定期借地権付きマンションは比較的リーズナブルな傾向にあり、価格をはじめとするメリットが複数あります。
ここでは、定期借地権付きマンションを購入するメリット・デメリットを解説します。

メリット①価格を抑えやすい

物件価格の安さは、定期借地権付きマンションを購入する大きなメリットです。
立地や間取りなどの条件が同じ分譲マンションがあった場合、比較すると、定期借地権付きマンションのほうが価格を抑えて購入しやすいでしょう。
定期借家権付きマンションでは、土地を所有しないため、比較的安い価格で購入しやすいのです。
一等地にある物件は購入のしやすさから、定期借地権付きマンションも人気が高くなる傾向です。

メリット②土地にかかる税金が抑えられる

不動産の所有者にかかる税金として、固定資産税と都市計画税が挙げれられます。
これらの税金は、土地と建物に対してそれぞれ課税されますが、定期借地権付きマンションの場合には土地の所有権はもちません。
そのため、土地にかかる税金が不要なことがメリットとして挙げられます。
つまり定期借地権付きマンションを購入した方は、建物に対して生じる税金のみを納めることになります。

メリット③好立地の物件も多い

定期借地権付きマンションは、地主が売却によって土地の権利を手放したくないと考えるような立地に建つものも多くあります。
そのため、駅近や都心部といった利便性に優れた好立地に、定期借地権付きマンションがあることも珍しくありません。
地主が土地を手放したくなくても貸すことができる場合、購入者は期限が定められていますが、好立地の物件を相場よりもリーズナブルに買うことができます。

デメリット

定期借地権付きマンションの魅力とは、好立地の物件もリーズナブルな価格で見つけやすいことなどですが、一方でデメリットもあります。
ひとつは、契約期間が満了したときには、土地を更地にして地主に返還しなければならないことです。
その際は、マンションは取り壊されるため、新居を探す必要がでてきます。
また、一般的な分譲マンションではかからない費用として、地代や解体の準備金として管理組合が徴収する積立金が毎月生じます。

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定期借地権付きマンションの購入に向いている方

定期借地権付きマンションの購入に向いている方

一般的な分譲マンションとは異なる特徴を備えた定期借地権付きマンションですが、メリットも複数あり、購入に向いているケースがあります。
本章では、定期借地権付きマンションの購入に向いている方について解説します。

費用を抑えたい方

土地を所有しない定期借地権付きマンションは、価格を抑えたマンション購入がしたい方に向いている物件です。
購入後の費用についても、土地にかかる固定資産税などの税金がかからないこともポイントです。
定期借地権付きマンションを検討する際には、周辺地域に建つ賃貸物件と比較するケースもあるでしょう。
部屋の面積が同程度の場合には、定期借地権付きマンションの購入価格費用と、賃料を比較してみるのもひとつの手です。
賃料が上回ったときには、購入の方が向いているケースとも考えらえれます。

子どもへの相続を予定していない

不動産相続について、子どもに引き継ぐことを予定していないケースや、子どもをもたないケースの場合、定期借地権付きマンションの購入が向いているでしょう。
相続を前提としていなければ、土地を返還についても心配の必要がなく、気に入った物件を購入できます。
また、将来住み替えを検討している方にとっても、定期借地権付きマンションは、良い選択肢になり得ます。
利便性に優れたエリアに一時的に暮らしたいと希望する場合、コストパフォーマンスが良い可能性があります。
このように将来のライフプランを考慮しながら、自分に向いているかを検討するのがおすすめです。

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まとめ

定期借地権付きのマンションは、契約期間に制限があるものの、最低でも50年以上とされています。
また、比較的リーズナブルな傾向にあり、立地の良い物件が見つかる可能性も魅力です。
定期借地権付きマンションを検討する際は、残りの契約期間なども確認して、ご自身にあった選択をするようにしましょう。


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