購入向けコラム

不動産を購入するときの注意点とは?購入の流れも解説!

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マイホームの購入を検討している方のなかには、不動産購入の流れや選び方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不動産の購入は「大きな買い物」という認識の方も多いはずですので、購入後に「失敗した…」と後悔することは避けたいかと思います。
そこで今回の記事では、不動産を購入するときの基本的な流れをはじめ、注意点などを解説していきます。

不動産を購入するときの基本的な流れ

不動産を購入するときの基本的な流れ

売主物件と仲介物件で多少の違いはありますが、基本的な流れは共通です。
これから購入を考えている方は、以下の流れを参考に、購入を進めてください。

購入までの流れ①希望条件を明確にする

不動産購入において、まずはっきりさせるべきなのは「希望条件」です。
市場には多種多様な不動産があるので、条件を絞らずに探し始めると時間の無駄になることがあります。
プロの不動産会社であっても、お客様の要望が明確でなければ、適切な物件を提案するのが難しくなります。
そのため、理想の物件に出会うためには、探し始める前に条件を整理しておくことが重要です。

購入までの流れ②予算を立てる

希望条件を明確にしたら、次に考えるべきなのが予算です。
頭金や住宅ローンの借入額、そして返済可能な月々の金額を考えておく必要があります。
収入や預貯金などの金融資産を総合的に考慮し、予算を立てることが重要です。
とくに、住宅ローンの借入期間は一般的に30年程度と、長期間に及びます。
その間に収支が変動する可能性もあるので、予算を立てる際には、将来の家計状況も見据えて考えましょう。

購入までの流れ③不動産物件を探す

希望条件と予算が整理できたら、次は物件探しです。
ご自身で探す方法もありますが、不動産会社に相談することも大切です。
弊社のスタッフは不動産に関しての専門知識を持ち、希望条件に合った物件を効率的に探します。
物件探しに時間をかけたくない場合は、ぜひご相談ください。

購入までの流れ④気になる物件を内覧する

気になる物件が見つかったら、内覧をおこないましょう。
実際に現地を見ることで、イメージと異なる部分があるかもしれません。
内覧は後悔しないためにも必要なステップです。
質問や疑問点があれば、直接スタッフにご確認ください。

購入までの流れ⑤媒介契約を結ぶ(仲介物件の場合)

仲介物件の場合、媒介契約を結ぶことになります。
媒介契約とは、依頼者と不動産会社の依頼関係を明確にし、不動産仲介に関するトラブルを未然に防ぐための契約のことです。
その媒介契約には、一般媒介、専任媒介、専属専任媒介の3種類があります。
契約により内容が少しずつ異なるため、媒介契約の際には、契約内容について確認することが重要です。

購入までの流れ⑥具体的な資金計画を立てる

購入する物件が決まったら、具体的な資金計画を立てます。
物件価格に加えて、税金や諸費用も考慮することが重要です。
詳細な計画を立てておくことで、後々のトラブルを避けることができます。

購入までの流れ⑦物件購入の申し込み

資金計画が立てられたら、購入したい物件の申し込みをおこないます。
売主物件の場合は売主に、仲介物件の場合は不動産会社に申し込みます。
新築分譲の場合がほとんどですが、契約前に申込証拠金が必要なケースもあるため、事前に準備が必要か確認しておきましょう。

購入までの流れ⑧住宅ローンの事前審査を受ける

申し込みが受理されたら、次に住宅ローンの事前審査を受けます。
住宅ローンの事前審査に通らないと資金調達の目途が立たないため、不動産売買契約には進めません。
複数の金融機関に依頼し、有利な条件で借り入れることがポイントです。

購入までの流れ⑨重要事項説明・不動産売買契約を結ぶ

事前審査が通ったら、不動産売買契約を締結する準備が整います。
重要事項の説明を受け、納得したうえで契約をおこないましょう。
重要事項の説明を受けたあとに、不動産売買契約を結びます。
その際は契約内容をよく理解し、必ず納得できてからサインをしましょう。

購入までの流れ⑩住宅ローンの本審査

不動産売買契約を結んだあとは、住宅ローンの本審査がおこなわれます。
本審査では利用者本人の収入を証明する書類だけでなく、不動産売買契約書や登記事項証明書などの資料の必要です。
この審査に通過することで、資金調達の準備が整います。

購入までの流れ⑪物件の引き渡し

最後に、物件の引き渡しがおこなわれます。
購入代金から手付金を差し引いた残額の支払いや、物件の確認をおこない、引き渡しを完了させましょう。

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購入したい不動産を「選ぶ」ときの注意点

購入したい不動産を「選ぶ」ときの注意点

不動産を選ぶときには、後悔しないよう慎重に選択する必要があります。
後悔しない物件選びをするために、3つの注意点を抑えておきましょう。

物件選びの注意点①周辺の生活環境

不動産を購入する際には、部屋の設備や間取りだけでなく、周辺の生活環境を確認することが重要です。
内装や設備が素晴らしい物件であっても、騒音や交通渋滞などの問題があると、快適な暮らしとは程遠くなってしまいます。
内覧時には、公共交通機関のアクセスや近隣施設、治安の状況なども確認しておきましょう。

物件選びの注意点②将来を見据えた間取り

間取りを決めるときには、家族構成の変化や高齢化に備えて、将来的なライフスタイルの変化を考慮した間取りを選ぶことが重要です。
子どもの成長や親との同居など、さまざまなシナリオを想定して間取りを選ぶことが、長期的な居住計画を立てるうえで必要になります。

物件選びの注意点③災害リスク

日本は災害の多い国です。
そのため、不動産購入時には災害リスクも考慮する必要があります。
地震や津波、台風などの自然災害への備えをしておくことで、被害を最小限に留めることができるでしょう。
ハザードマップを活用して購入希望エリアのリスクを把握し、物件の耐震性や安全性を確認しましょう。
また、耐震基準や耐震診断を調べることで、災害に対する備えを十分におこなえます。

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不動産物件を「購入する」ときの注意点

不動産物件を「購入する」ときの注意点

不動産を購入する際には、さまざまな注意点があります。
とくに資金計画や瑕疵担保責任、重要事項説明などは押さえておくべきポイントです。
最後に、購入時の注意点について確認しておきましょう。

購入時の注意点①資金計画

不動産を購入するときには、物件価格だけでなく、初期費用などの諸費用も考慮する必要があります。
これには税金や手数料、リフォーム費用などが含まれます。
なお、中古物件を購入してリフォームするのであれば、リフォーム費用も計算しておかなければなりません。

購入時の注意点②瑕疵担保責任

瑕疵担保責任とは、不動産の契約後に、欠陥が発覚した場合の責任を定めたものです。
主な瑕疵には物理的瑕疵・心理的瑕疵・環境的瑕疵の3種類があります。
また、新築物件と中古物件では瑕疵担保責任の期間が異なるため、注意が必要です。
リスクを最小限に抑えるためにも、しっかりと契約内容を確認しましょう。

購入時の注意点③重要事項説明

重要事項説明では、物件の状態や取引条件に関する重要な情報が提供されます。
契約解除に関する項目や専門用語など、理解しにくい点もあるかもしれませんが、事前にコピーを入手し、十分に確認しておくことが重要です。
また、宅地建物取引士による説明を受ける際には、必ず売買契約書と見合わせながら、物件情報に相違がないか確認してください。

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まとめ

これから不動産の購入を考えている方は、基本的な流れを押さえることが大切です。
また、物件を選ぶ際には周辺の生活環境や将来を見据えた間取り、災害リスクなどにも注意しましょう。
そして、購入時には資金計画や瑕疵担保責任、重要事項説明などをしっかりと確認しておくことで、失敗のリスクを減らすことができます。


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