買取再販の一戸建てを購入するメリット・デメリット!注意点も解説

買取再販の一戸建てとは、不動産会社が以前に誰かが住んでいた家を購入し、きれいにリフォーム・リノベーションをしてから、再び売り出す家のことです。
本記事では、買取再販の一戸建てを購入するメリット・デメリットや注意点を解説します。
マイホームの購入を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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買取再販の一戸建てを購入するメリットとは?
買取再販の一戸建ては、リフォーム・リノベーション済みのため、新築住宅のようにきれいで、設備も充実しています。
それでいて、新築住宅よりもお財布に優しい価格が魅力的です。
そんな買取再販の一戸建てを購入するメリットは、以下のとおりです。
①仲介手数料が不要
不動産を購入する際は、さまざまな諸費用がかかりますが、そのなかでも「仲介手数料」が結構な金額になることがあります。
仲介手数料は、不動産会社が間に入って買主を探したときに、不動産会社に支払う成果報酬費のことです。
買取再販の一戸建てを購入する場合は、その家の持ち主である不動産会社から直接購入するため、仲介手数料が不要になります。
つまり、余計な出費を抑えられるということです。
たとえば、5,000万円の家を買った場合、法律上の上限額だと仲介手数料だけで171万6,000円(5,000万円×3%+6万円+消費税)ほどかかります。
もちろん、不動産会社によってはもっと安くなることもありますが、売買代金が2,900万円以上であれば100万円以上かかるのが一般的です。
その点、買取再販の一戸建てなら、仲介手数料を気にせずに済むので、結果的に購入時の出費を抑えることができるのがメリットです。
②保証が手厚い
マイホームを購入するときは、もしものために保証があると安心かと思います。
宅地建物取引業法では、購入した家や設備が契約したとおりの状態ではなかった場合、売主がその責任を取る「契約不適合責任」というルールがあります。
さらに、家のなかの設備にも、メーカーの長期保証がついていることがあるため、こちらも大きな安心材料になります。
つまり、買取再販の一戸建てを選ぶと、ただでさえお得な購入価格にくわえて、普通の中古住宅にはないような長い保証が付いてくることもあるので、長く安心して住むことができるのです。
③住宅ローン控除の利用
住宅を買うときに利用できる「住宅ローン控除」という制度があります。
住宅ローン控除とは、住宅ローンの残高に応じて、所得税や住民税が軽減される制度です。
買取再販の一戸建てを購入すると、この住宅ローン控除が、一般の中古住宅よりもお得になるメリットがあります。
一般の中古住宅だと、ローンの借り入れ上限が2,000万円までで、税金の控除は10年間です。
一方で、買取再販の一戸建ての場合は、新築の家と同様の額まで借り入れでき、控除を受けられる期間も13年間になります。
ただし、このお得な条件を受けられるかどうかは、その買取再販住宅がどんな基準を満たしているか、またいつ住み始めるかによって変わります。
省エネ性能が高い認定住宅など、特定の基準をクリアしている家の場合、借り入れ上限額や控除期間が異なるため、事前に不動産会社に確認しましょう。
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買取再販の一戸建てを購入するデメリットとは?
買取再販の一戸建てには前述のとおりたくさんのメリットがある一方で、中古住宅ならではのデメリットもあります。
主なデメリットは、以下のとおりです。
①事故物件の可能性がある
買取再販の一戸建てのデメリットは、購入する家が過去に何かしらの事故や事件に関わった「事故物件」である可能性です。
事故物件とは、過去に悲惨な事故や事件があった物件のことを指します。
法律では、事故物件を売るときに、不動産会社はその事実を買主に伝えなければならないと定められています。
とくに、孤独死や自殺、殺人事件があった場合など、買主にとって好ましくない事情がある物件は「心理的瑕疵物件」とみなされ、告知が必要です。
しかし、すべての事故がこの告知義務の対象になるわけではなく、自然死や家庭内の事故死などは含まれません。
また、特殊清掃がおこなわれた場合には告知する義務がありますが、事故物件に関する定義はやや曖昧で、購入者が自分で詳細を判断するのは難しいことが多いです。
事故物件は価格が下がる傾向にあり、不動産会社にとっては安く仕入れて売るチャンスになります。
不自然に安い価格の物件は事故物件である可能性が高いので、疑問に思う物件がある場合は不動産会社に確認しましょう。
また、その地域の住民や知人に聞くと、その物件についての情報を得られることもあります。
②見極めるのが難しい
買取再販の一戸建てを選ぶ際のデメリットは、家のリフォームやリノベーションがちゃんとおこなわれているかどうかが、一見して分かりにくいことです。
不動産会社が計画を立てても、実際の工事は別の業者に任せることがよくあります。
その結果、最終的な仕上がりを業者がチェックするものの、表面的な確認にとどまり、どんな工事が具体的におこなわれたのか詳しく把握できていないことがあります。
家を見るときにいくら細かくチェックしても、買主が専門家ではない以上、不動産会社自身も気づいていないような問題点を見つけるのは難しいです。
ただし、買取再販の一戸建てを扱う不動産会社のなかには、購入後も安心のアフターサービスや保証を提供してくれるところもあります。
購入時に心配な場合は、アフターサービスの手厚い不動産会社を選びましょう。
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買取再販の一戸建てを購入する際の注意点とは?
買取再販の一戸建てを選ぶときは、少し注意が必要です。
購入前に以下の点に気を付けましょう。
注意点①業者の実情
買取再販の一戸建てを購入するときは「売っている不動産会社がどんな業者なのか」をよく調べておくことです。
まず、その不動産会社が信頼できるかどうかを確かめるために、これまでの販売実績をチェックしてみましょう。
不動産会社のホームページやインターネット上の口コミが参考になります。
また、その不動産会社がどんな保証サービスを提供しているのかも調べておくと良いです。
とくに、保証の内容や期間は、安心して家で暮らすためにとても重要です。
しっかりと確認し、納得できる不動産会社から購入しましょう。
注意点②インスペクション(住宅診断)
買取再販の一戸建てを選ぶときに、さらに注意したいのが、売られている家がしっかりと検査されているかどうかです。
家を購入する前に、その家が問題なく安心して住める状態にあるかを確認するため、不動産会社がどんな検査体制を整えているのかをチェックすることが大切です。
とくに、業者が第三者の基準に合わせた検査をしているか、リノベーション業界の団体が定める品質基準を満たしている物件を扱っているかどうかを見ると良いでしょう。
基準をクリアしている物件は、品質が保証されているという証拠にもなるので、安心して選ぶことができます。
家の購入は大きな決断です。
だからこそ、選んだ家が本当に安全で問題ないかを確かめることが重要になります。
そんなときに役立つのが「ホームインスペクション(住宅診断)」です。
ホームインスペクションとは、建築の専門家が家の状態をチェックしてくれるサービスで、建物に不具合がないかなどを調べます。
買取再販の一戸建てを売る不動産会社のなかには、インスペクションを販売前に実施して、家に問題がないことをアピールしているところもあります。
もし、気になる家があって、その家について安心したいなら、自分でホームインスペクションを頼むのも1つの方法です。
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まとめ
買取再販の一戸建ては、仲介手数料が不要で、長期の保証が付き、住宅ローン控除の適用期間が長い点がメリットです。
一方、デメリットは、事故物件の可能性や不具合があっても見極めるのが難しい点です。
そのため、業者の実績やインスペクションが実施されているかが注意点になります。
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