三角地の土地を購入するメリットとデメリット!三角地とは?
土地を購入する方は土地の形が家づくりにどのように影響するかを知っておくと良いでしょう。
土地は必ずしも四角形というわけではなく、なかには三角形や歪な形が存在します。
四角形以外の土地の購入は敬遠されやすいですが、メリットも多いことをご存じでしょうか。
三角形の土地である三角地のメリットとデメリット、三角地とはどのような土地なのか概要について見ていきましょう。
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三角地の土地の購入!三角地とは?
土地は「整形地」と「不整形地」の2種類に分けられます。
整形地とは長方形や正方形のように整っている土地であり、不整形地とは三角形やL字など四角形以外の土地を指します。
不整形地の種類に含まれる三角地とはどのような土地のことか概要を見ていきましょう。
三角地とは
三角地とは、周囲を3つの境界線に囲まれ、上からみると三角形をしている土地のことです。
通常の土地は四角形が想定されるため、三角地は特殊な変形敷地として扱われます。
三角地は住宅や建物が密集しているエリアや入りくんだ街中に多く、2つの道路が斜めに交差しているところなどに存在します。
土地を複数の相続人が引き継いだときに分筆して生まれることも多いです。
歪な四角形を複数で分けると端の土地が三角形になるため、今後も三角地が増えていくことは考えられます。
三角地ではない土地を購入したとしても将来分筆がおこなわれて、いずれかが三角地になることもあるでしょう。
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三角地の土地を購入するメリットとは
三角地は整形地と比べて特殊な形状なので、購入を躊躇する方も多いでしょう。
しかし三角地を購入するメリットも多いため、理想の家が建てられるかもしれません。
三角地のメリットを知ったうえで、購入をご検討ください。
メリット①価格が安い
三角地は土地の活用方法に工夫が必要なため、家の建設の難易度は高いとされています。
整形地と同じ面積であったとしても、角の部分は幅が狭いため建物の形が限定されてしまいます。
土地の価格は活用しやすいほど高く、活用方法が限られているほど安くなることが一般的です。
三角地は四角い土地と比べてニーズが限られていることから、価格が安くなる傾向があります。
土地の総面積や立地などの条件が似ていても整形地より低価格で購入できるため、ほかの条件を優先して金額を予算内に抑えたい方にはおすすめです。
三角地にすることで土地価格が組んでいた予算を下回れば予定より大きい土地が購入できたり、住居の設備をアップグレードできたり、ほかの資金に回すこともできるでしょう。
土地相場と比較して価格のメリットが大きいのであれば、三角地の土地の購入は賢い選択かもしれません。
コストパフォーマンスが良い点が三角地のメリットです。
メリット②税金が安い
土地を所有していると固定資産税を毎年支払わなければなりませんが、三角地は整形地よりも固定資産税が安くなります。
固定資産税は土地評価額に応じて計算されますが、三角地は土地評価額が低く設定されるため税額の負担が少なく済むというわけです。
不整形地の土地評価額は最大で40%ほど下がるため、節税対策に有効です。
固定資産税の支払いは土地を購入してから手放すまで、これから長期間に渡って発生します。
所有期間が長ければ長いほど、税金負担の軽減は大きなメリットになるでしょう。
土地評価額はさまざまな税額の計算に使われるので、節約できる税金は固定資産税だけではありません。
都市計画税や、今後支払うことになるかもしれない相続税にも影響します。
土地を購入するときは販売価格に注目が集まりやすいですが、これからかかる税金についても目を向けなければなりません。
土地の所有者にとって税金はランニングコストとして負担が大きいため、すこしでも軽減できれば生活にゆとりが生まれるでしょう。
三角地は整形地よりも土地評価額が低いため、税額負担が少なくなるメリットがあります。
メリット③個性的な建物が建てられる
三角地は通常の土地の形状とは異なり唯一無二であるため、オリジナルの家づくりにこだわりたい方にはおすすめです。
イレギュラーな形状を生かして、個性的な建物が建てられるでしょう。
住環境に遊び心を加えたい方は、変形敷地だからこそ建てられるデザインを楽しんでみてはいかがでしょうか。
三角地は日当たりや風とおしに恵まれている土地が多いため、自然光を取り入れ心地良く空気が流れる空間が作れるメリットもあります。
開放的でオープンな設計にすることで、室内が明るくなり気持ち良い住まいが実現するでしょう。
三角地は設計しにくいイメージを持たれやすいですが、外構や外観デザイン、間取りにこだわりたい方には向いている側面があります。
理想のライフスタイルに合っているかもしれません。
ただし土地が住宅密集地にある場合は、防犯やプライバシーに配慮することが大切です。
開口部を大きくとりたい場合は高い位置にするなど、道路からの視線に留意して設計しましょう。
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三角地の土地を購入するデメリットとは
土地の購入は人生で大きな買い物なので、失敗を防ぐためにメリットとあわせてデメリットについてもおさえておきましょう。
デメリット①設計の制約を受ける
土地に建物を建てるときは、建ぺい率や容積率、北側斜線制限などの規定をクリアしなければなりません。
通常の土地においても、さまざまな規定を満たして満足する建物を設計するのは困難を伴います。
三角地の場合は、規定にくわえて土地の形状も考慮しなければならないので、設計の難易度は高いと言えるでしょう。
土地の面積が小さくなればなるほど、理想を満たす家の設計は難しくなります。
周囲の環境や用途地域によって建物の形が制限されることも想定しておく必要があるでしょう。
また特殊な土地に建物に建てるときは、キッチンやお風呂などの形が歪になることも珍しくありません。
間取りや部屋の配置に制限が出ることも想定して、家づくりをおこなわなくてはならない点がデメリットに挙げられます。
デメリット②資産価値が低い
土地を購入するときは、これから売却する可能性を考慮して土地の資産価値を知っておくと安心です。
三角地は通常の土地に比べてニーズが少ない分、資産価値が下がることがデメリットに挙げられます。
売却したくても購入者が現れなかったり、売却価格が落ちたり、スムーズに手放せない可能性があります。
個性的な建物が好きな方には相性が良いですが、物珍しく一般受けしないことは理解しておいたほうが良いでしょう。
デメリット③デッドスペースが生じる
三角地の土地を最大限に生かすために三角地に沿った形状の建物を建てると、インテリアを配置したときにデッドスペースが生まれやすいです。
ソファや机など、家具は四角形のものが多いため、レイアウトに難しさを感じるかもしれません。
これまでとは異なる家具を導入するなど、デッドスペースを生かす工夫が必要になるでしょう。
三角地の土地に四角形の建物を建てたとしても、庭や駐車場に活用しにくいスペースが生まれてしまいます。
効率良く活用できる土地の面積は整形地と比較してどうしても小さくなってしまうことは理解しておきましょう。
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まとめ
三角地の土地を購入するときはデメリットを把握し、受け入れられるかを検討したうえで決断しましょう。
三角地とは地形が三角形の土地であり、建物の形状に制限を受けますが、ほかにはない自分だけの家が建てられることが醍醐味です。
税金面でのメリットもあり、将来必要になるコストを抑えられます。
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