築浅の定義とは?築浅マンションを購入するメリット・デメリットを解説
中古マンションを購入する場合でも、なるべく新しい物件を選びたいところでしょう。
しかし、築浅と書かれている物件が具体的に何年を指すのかわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、マンションの購入をご検討中の方に向けて、築浅の定義や築浅マンションを購入するメリット・デメリットを解説します。
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購入前にチェック!マンションにおける築浅の定義とは?
築浅マンションとは、一般的に、 築年数が7~8年以内の物件を指します。
しかし、不動産会社や市場によっても異なり、3年未満の物件を「築浅」とすることもあります。
築浅には明確な定義がないため、物件広告で「築浅物件」とあっても、各不動産会社が扱う築浅の基準は1年~10年とさまざまです。
このため、物件の説明に「築浅」という表現がある場合、具体的な築年数を確認することが重要です。
マンションを選ぶ際は、築年数にくわえ、その物件がどれだけメンテナンスされているか、以前の住人の使用状況なども考慮に入れましょう。
築年数は建物の経過年数を示すだけであり、必ずしも物件の美しさや状態の良しあしを示すものではありません。
もちろん、築年数が経過すると建物や設備は劣化してしまうことがあります。
しかし、内装が改装やリノベーションされている場合や、建物のメンテナンスがしっかりおこなわれている物件もあります。
そのため、築年数だけで物件の状態を判断するのは難しいです。
外観はもちろん、内装についても実際に内覧をして、自分の目で確かめることが大切です。
新築マンションとの違い
新築マンションとは、建築後1年未満かつ未使用の物件のみを指します。
これに対して、築浅マンションは一度は誰かが住んだことがある物件ですが、比較的新しい建物です。
新築マンションは、建築から1年が経過すると、新築として販売することはできません。
築浅マンションの魅力とは
築浅マンションは、新築に比べても依然として高い人気を誇ります。
比較的新しいため、長期間の利用が可能であることが人気の理由です。
しかし、たとえ築5年未満の築浅物件であっても、適切なメンテナンスがされていなければ、ほかのマンションとの差がなくなります。
購入を検討する際は、物件の状態を細かくチェックし、必要な修繕や改修がおこなわれているかを確認しましょう。
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築浅マンションを購入するメリットとは?
では実際に、築浅マンションを購入するとどのようなメリットが得られるのか気になりますよね。
主なメリットは、以下のとおりです。
メリット①新築よりも価格が安い
不動産経済研究所の調査によると、築5年以内の築浅マンションは、新築物件の価格の9割ほどの価格となっています。
たとえば、新築時に4,000万円だったマンションが1年以上経ち、築浅マンションで売りに出された場合、3,600万円の値引き価格で購入することができるメリットがあります。
メリット②設備が充実している
築浅物件ならではの魅力は、室内に充実した設備が整っている点です。
たとえば、キッチンには浄水器や食器洗い乾燥機、ディスポーザーが完備されていたり、バスルームには浴室暖房乾燥機やミストサウナといった最新の設備が設置されている物件もあります。
物件によっては、床暖房や断熱窓、ウォークインクロゼットなど、さまざまな設備が快適な状態で使用できます。
メリット③外観がきれいで管理が行き届いている
築5年程度の築浅マンションは、建物自体にほとんど傷みや劣化はありません。
外壁にもひび割れや色あせがほとんど見られず、新築時とほぼ同じ美しい状態を保っている物件がたくさんあります。
また、新築から数年経過しているため、管理組合も十分な手入れをおこなっている可能性が高いです。
メリット④リフォームの必要性がない
築浅マンションは、内装の状態が良好で、使用感が少ないため、追加のリフォームや修繕が必要ないケースが多いです。
また、リフォームが必要な場合でも、築年数が古い中古マンションに比べて少ない改修で済みます。
そのため、リフォーム期間の短縮とともに、工事にかかるコストも抑えられます。
メリット⑤現代的なデザイン
築3年未満の築浅マンションは、新しい建築材料や建築技術が使われているため、長期間にわたって高い品質を保持します。
たとえば、建物の耐久性や断熱性、さらには防音性能にも優れていることが多いです。
また、現代のライフスタイルやニーズに合わせた間取りや設備が導入されているため、居住者にとって快適なデザインです。
オープンキッチンや多目的に利用可能な空間など、現代的な住宅設計が取り入れられています。
メリット⑥資産価値が高い
築浅マンションは、その新しさと現代性から、賃貸市場でも高い需要があります。
そのため、投資物件として考えた場合も、安定した収益を期待できる点がメリットです。
また、数年後に売却する場合も、築浅マンションであれば、中古マンション市場において築古マンションよりも売れやすいです。
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築浅マンションを購入するデメリットとは?
購入前に、築浅マンションのデメリットも把握しておきたいところでしょう。
築浅マンションの主なデメリットは、以下のとおりです。
デメリット①物件数が少ない
近年、新築マンションが高騰しているため、築浅マンションが人気です。
市場で望まれる築浅マンションはすぐに売れてしまう傾向があるため、気になる物件を見つけた際は迅速な行動が求められます。
遅れると他の購入者に先を越される可能性があります。
また、購入してすぐにマンションを売りに出す売主も少ないです。
したがって、不動産情報サイトで築浅マンションを探しても見つかりにくいでしょう。
対策としては、仲介の不動産会社に事前に築浅マンションを探している旨を伝えておくことです。
デメリット②管理状態の見分けがつきにくい
たとえ築年数が浅くても、建物の天井や床、基礎や配管などの老朽化が進んでいる場合があります。
これらの問題は内覧時には見えにくく、後になって大きな修繕費用が発生するリスクがあります。
これらの隠れたリスクを避けるためには、購入前に物件の隅々まで詳細にチェックすることが重要です。専門家による建物診断をおこない、将来的なリフォーム費用の発生を防ぐことが賢明です。
デメリット③大規模修繕工事とコスト
マンションは建物の安全性や資産価値を維持するために、定期的に大規模修繕工事をおこないます。
一般的に、築年数が15年ごとに必要となるため、築年数が10年未満の築浅マンションを購入した場合、近い将来、大規模な修繕工事が予定されている可能性があります。
大規模修繕工事は修繕積立金から賄われますが、追加で費用が必要となるケースもあるため、注意が必要です。
また、工事期間中は仮住まいへの移動が必要になることもあり、生活に大きな影響を与える可能性があります。
デメリット④高価格帯での取引となるリスク
築浅マンションは、新築よりも価格が安いのがメリットですが、近年は人気の高さにより、市場での価格もそれに比例して高くなっている傾向にあります。
とくに築3年未満の物件は、新築に匹敵する価格帯で取引されることが多いです。
このため、初期投資のコストが高く、長期的な資産形成に影響を与える可能性があります。
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まとめ
築浅マンションとは、一般的に、 築年数が7~8年以内の物件のことです。
築浅マンションを購入するメリットは、手頃な価格で設備が充実しており、外観や内装が比較的にまだきれいな点です。
一方でデメリットは、売りに出されている物件数が少ない点や管理状態の見分けがつきにくい点、大規模修繕工事が必要になる点などが挙げられます。
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