売却向けコラム

風呂なし物件は売却可能?メリット・デメリットや高値で売却する方法を解説

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風呂なし物件は売却可能?メリット・デメリットや高値で売却する方法を解説

 

築年数の古い不動産の場合、お風呂(浴室)が付いていない物件も珍しくありません。
風呂なし物件は一見マイナス面が目立ちますが、実は意外な魅力もあります。
この記事では、風呂なし物件の売却を検討中の方に向けて、風呂なし物件のメリット・デメリットや売却方法を解説します。

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風呂なし物件を売却したい!メリットとは?

風呂なし物件を売却したい!メリットとは?

近年は、お風呂が付いている物件が主流のため「風呂なし物件でも売却できるのか」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。
実は、風呂なし物件にも買い手側にとっていくつかのメリットがあります。
売却前にメリットを把握することで、効果的な広告や購入希望者との交渉に役立つでしょう。
買い手側から見た風呂なし物件のメリットは、以下のとおりです。

メリット①価格が安い

風呂なし物件は一般的な物件よりも売却価格が安いため、買い手側から見ると初期費用が抑えられるメリットがあります。
とくに、購入後にリフォームを検討している買主にとって、初期費用を抑えられる物件は魅力的です。

メリット②節水・ガス代の節約

買主は物件にお風呂がないことで、月々の水道代やガス代が節約できるメリットがあります。
近年は、水不足の問題やウクライナ情勢などでライフラインの使用料も高騰傾向にあるため、独身者や節約志向の強い方にとっては魅力的なポイントでしょう。

メリット③メンテナンス費用の節約

お風呂が付いていないことで、修繕やメンテナンスにかかる費用が抑えられるメリットもあります。
水回りのリフォームはそれなりの費用がかかるため、風呂なし物件でも問題なく住める方にとってはメリットでしょう。

メリット④空間利用の自由度

風呂なし物件は浴室や脱衣所がないため、間取りが広くなる面もメリットです。
お風呂がない分の空いたスペースを自由に活用でき、たとえば、収納や趣味のスペースに充てたり、リビングや寝室を広げたりできます。

メリット⑤近隣の銭湯やジムを利用する機会が増える

買主は、風呂なし物件に住むことで、近隣の銭湯やスポーツジムのシャワー室を利用する機会が増えます。
銭湯やジムに通うことで、地域住民とのコミュニケーションが増えるメリットもあるでしょう。

風呂なし物件を売却したい!デメリットとは?

風呂なし物件を売却したい!デメリットとは?

反対に、風呂なし物件は、買い手側や売主にとってどのようなデメリットがあるでしょうか。
売却後のトラブルを防ぐためにも、事前にデメリットを把握しておくことは大切です。
風呂なし物件の主なデメリットは、以下のとおりです。

デメリット①銭湯の利用料がかかる

風呂なし物件を購入して住む方にとっては、銭湯の利用料がかかるデメリットがあります。
スポーツジムやネットカフェなどのシャワー室で簡単に入浴を済ませる場合でも、利用料がかかるでしょう。
また、入浴のたびに外出しなければならない点もデメリットです。
とくに冬場は寒いため、外で入浴することが億劫になり、風呂なし物件のデメリットを感じやすくなります。

デメリット②ガス設備がない場合がある

風呂なし物件は、ガス設備がないこともあります。
もし都市ガスが引かれていない場合でも、プロパンガスの設置があれば、ガス設備を利用することができます。
しかし、どちらのガスも設置されていない場合、そこに住む方にとっては料理や洗い物をする際にコンロ・お湯が使えないため、とても不便です。
お風呂がないだけでなく料理や家事をおこなううえでも不便となれば、買い手側にとってデメリットが大きいため、物件の需要が下がる可能性もあるでしょう。

デメリット③相場価格よりも値引きが必要

風呂なし物件でも売却することは可能ですが、お風呂が付いている物件と比較すると、設備の充実度の観点から資産価値は下がります。
そのため、相場価格に近い価格で売りに出しても買い手がなかなか現れない恐れがあります。
また、購入希望者が現れた場合でもリフォーム費用がかかるなどで、値引き交渉を持ちかけられる可能性もあるでしょう。
以上のことから、売主にとっては相場価格よりも値引きして売却しなければならない可能性がある点がデメリットです。
ただし、実際に風呂なし物件がいくらで売れるかは個別の要素も影響するため、まずは不動産会社に相談しましょう。

デメリット④築年数が古い

冒頭でも述べたとおり、風呂なし物件は築年数が古い物件が多いです。
一般的に、築40年~60年の物件が多いため、建物が老朽化しているケースも多いです。
そのため、買主にとっては、修繕費の負担や生活するうえで不安を感じる点がデメリットになります。
築年数が古いと、耐震性や防音性にも不安を感じる方が多いでしょう。
そのため、築年数の古い風呂なし物件を売却する際は、買い手側の不安を解消するような対策や売り方が要になります。

風呂なし物件を高値で売却する方法とは?

風呂なし物件を高値で売却する方法とは?

風呂なし物件のメリット・デメリットがわかったところで、実際にどのような方法で売却すれば良いのか迷うところでしょう。
そのままの状態で売却する方法と、価値を高めてから売却する方法について解説します。

そのままの状態で売却する方法

風呂なし物件をそのままの状態で売却する場合も、なるべく高値で売却したいところでしょう。
高値での売却が狙えるおすすめの方法は、以下のとおりです。

●入居率が高いときに売却
●不動産売買が活発になる時期に売却
●メリットをアピール


風呂なし物件を収益物件として売却する場合は、入居率が高いときに売却することで、収益物件を探している投資家に売れやすいです。
風呂なし物件は入居者が見つかるか不安な投資家も多いため、入居率が高いときに売却することで買主が見つかりやすくなります。
また、不動産売買が活発になる春先や秋のシーズンに売却するのもおすすめです。
2月~3月の春先や9月~11月の秋のシーズンは、転勤や進学などにより引っ越しが増え、不動産売買の需要も上がります。
そのため、需要が上がるシーズンの少し前から売りに出すと高値で売却できる可能性があります。
風呂なし物件の広告を出すときは、前章で述べたメリットを積極的にアピールするのも良いでしょう。
また、銭湯が近くにある場合は、そちらもアピールポイントになります。

価値を高めてから売却する方法

物件の価値を高めてから売却する方法は、以下のとおりです。

●建物を解体して、更地の状態で売却
●リフォームをおこなってから売却


風呂なし物件が売れない場合や建物が劣化している場合は、建物を解体して更地にしたほうが高値で売却できるでしょう。
解体費用はかかりますが、更地のほうが風呂なし物件よりもニーズが高いため、売却しやすいです。
また、風呂なし物件をリフォームして売却する方法もあります。
お風呂を設置するリフォームをおこなえば、値引きせずに相場価格で売却できるでしょう。
ただし、お風呂を増築すると間取りが狭くなったり、工事費用がかかったりなどのデメリットもあります。
せっかくリフォームしたのに高値で売却できなかった場合は損するため、事前に不動産会社に相談してから判断すると良いでしょう。

まとめ

風呂なし物件でも、価格が安かったり、水道代やガス代の節約ができたりなどのメリットがあるため、売却できます。
一方で、銭湯の利用料や築年数が古いなどのデメリットがあるため、相場価格よりも低い値段での売却になる可能性があります。
そのため、風呂なし物件を売却する際は、ぜひこの記事を参考に高値で売却する方法をご検討ください。

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