第一種住居地域とは?土地を購入するメリットや建物の制限も解説
土地探しのなかで「第一種住居地域」という言葉を目にしたものの、具体的にどのような特徴があるのかわからずお困りではありませんか。
用途地域の制限やルールを正しく理解しないまま購入してしまうと、思い描いた理想の家が建てられないといった後悔につながる恐れがあります。
本記事では、第一種住居地域の定義や建てられる建物の種類、そしてこのエリアの土地を購入するメリット・デメリットについて解説いたします。
将来の資産価値も見据えて失敗しない土地選びをしたいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。
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土地購入のポイント!第一種住居地域とは

土地選びを成功させるためには、まずそのエリアに定められた法的なルールや制限を正しく理解することが重要です。
まずは、第一種住居地域の定義や、どのような目的で設定されているかについて解説していきます。
用途地域の仕組みと位置づけ
家を建てる際は、その土地がどの用途地域に指定されているかを知ることが、計画の出発点になります。
用途地域は都市計画法にもとづき、住まい・商業・工業のバランスを整えるために定められた区分です。
とくに、全13種類は「住居系・商業系・工業系」の3つに分けると理解しやすいでしょう。
そのなかで第一種住居地域は住居系に属し、住宅を中心に一定規模の店舗や事務所も建てられる柔軟さがあります。
落ち着きと利便性のバランスが良い地域のため、ライフスタイルに合うかを意識して確認しておくと安心です。
良好な住環境を守る目的
第一種住居地域は、住居の環境を守ることを目的に定められた、安心感のあるエリアです。
住居専用地域ほど厳しくはないものの、周辺の暮らしに配慮し、建てられる用途には一定の制限があります。
スーパーマーケットやクリニック、学習塾など、生活を支える施設は建築することが可能です。
一方で、騒音や振動の大きい工場などは制限され、住宅地としての穏やかさが保たれています。
環境変化が起きにくく、長期的な暮らしのイメージを描きやすい点も、この地域ならではの魅力です。
容積率や建ぺい率の規制
第一種住居地域で建物を計画する際には、建ぺい率や容積率といった、基本的な数値ルールを事前に把握しておくことが重要です。
建ぺい率は敷地面積に対する建物の占有割合を示し、この地域では50%や60%など、比較的ゆとりのある設定が一般的です。
容積率は延べ床面積の割合を表し、200%前後に指定されることが多いため、2階建てや3階建ての住宅、中層規模の建物も計画しやすくなっています。
建物の高さ自体に明確な上限はありませんが、道路斜線制限や隣地斜線制限、場合によっては日影規制が適用され、周辺環境への配慮が求められます。
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第一種住居地域で建築可能な建物

前章では、第一種住居地域の基本的な制限について述べましたが、実際にどのような家や施設が建つのか具体的なイメージが気になりますよね。
ここでは、この地域において建てられる建物と、建築が認められていない建物について解説いたします。
住宅や店舗など可能な建物
第一種住居地域では、一戸建て住宅や共同住宅といった多くの方が想定する住まいを、安心して建てることができます。
一戸建てにくわえ、ファミリー向けの中層マンションやコンパクトなワンルームマンションなど、多様なライフスタイルに対応した住宅計画が可能です。
さらに、スーパーマーケットやドラッグストア、ベーカリーやカフェなど、日常生活を支える小規模から中規模の店舗も建築できます。
また、クリニックや歯科医院といった医療施設のほか、介護事業所、学習塾、美容室などのサービス施設も認められている点が特徴です。
大規模施設など不可な建物
第一種住居地域では、周辺の住環境への影響を考慮し、大規模な用途については慎重な規制が設けられています。
広い敷地を必要とし、夜間も多くの人が集まる大規模な娯楽施設は、原則として建築できません。
また、トラックの出入りが多い大規模工場や物流拠点、多数の来訪者が集中するスタジアムなども建築不可とされています。
これらの施設は、用途に応じた別の地域へ配置することで、住居系地域としての落ち着きを守る仕組みです。
ただし、運用は自治体ごとに異なるため、具体的な計画時には、担当窓口で最新の規制内容を確認するようにしましょう。
床面積や用途基準の整理
建物の可否を判断する際には、用途だけでなく、床面積などの数値基準も重要なポイントになります。
第一種住居地域では、店舗や事務所など非住宅部分の床面積がおおむね3,000㎡以下とされ、地域の雰囲気に配慮した規模が保たれています。
住宅と店舗を併設する場合でも、延べ床面積の配分や用途割合を考慮し、建物全体のバランスを整えることが大切です。
また、1階を店舗やオフィス、2階以上を住居とする職住近接型の建物や中層マンションへの店舗併設も、容積率の範囲内であれば計画することが可能です。
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土地購入のメリット・デメリットと注意点

ここまで、第一種住居地域で建築可能な建物を解説しましたが、実際の暮らしやすさに関わる良い点と注意すべき点についてもおさえておきましょう。
最後に、この地域の土地を購入するメリット・デメリットと、判断時の注意点について解説していきます。
利便性と環境面のメリット
第一種住居地域で土地を購入する魅力は、落ち着いた住環境と高い生活利便性を両立しやすい点にあります。
住宅主体のエリアでありながら、買い物や通院、教育施設などが徒歩圏内に揃いやすく、日々の生活動線がシンプルになります。
また、駅やバス停から適度な距離に位置することも多く、通勤・通学の利便性と静かな住環境の両立が期待できるでしょう。
さらに、用途地域のルールにより、将来的に大規模で性格の異なる施設が建つ可能性が低く、街並みの安定性が保たれています。
住宅にくわえて、小規模な店舗や事務所の併設も検討しやすく、暮らし方の幅が広がる点も魅力といえるでしょう。
活動的な環境とその対策
第一種住居地域は利便性が高い反面、店舗や事務所の立地により、時間帯によって人や車の往来が活発になる場合があります。
幹線道路に近い場所では交通量が多くなりやすいですが、夜間でも通りが明るく、防犯面での安心感につながる側面もあります。
身近に商業施設がある便利さは、休日などに周辺が賑わうことと表裏一体であり、街の活気として前向きに捉えることもできるでしょう。
なお、音環境が気になる場合には、窓の配置を工夫したり、遮音性や断熱性に優れた高性能サッシを採用したりすることで対策が可能です。
断熱性の高い設備は静かな室内環境を保つだけでなく、冷暖房効率を高めて光熱費の抑制にもつながります。
失敗しない購入判断の要点
第一種住居地域で土地購入を成功させるには、用途地域のルールを理解したうえで、ライフスタイルとの相性を確認することが重要です。
希望する建物の規模や間取り、将来的な店舗・事務所活用の可能性などを整理しておくと、判断がしやすくなります。
そのうえで、建ぺい率や容積率、道路付けといった条件を、不動産会社や建築の専門家とともに確認していきましょう。
周辺環境は、平日・休日や昼夜など異なる時間帯に現地を訪れ、雰囲気や人通りを実際に確かめておくことが大切です。
資金計画も含めて総合的に比較検討することで、住環境と利便性のバランスが取れた最適な土地選びにつながります。
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まとめ
第一種住居地域は、住居の環境を守ることを目的としつつ、住宅だけでなく、一定規模の店舗や事務所の建築も認められている柔軟なエリアです。
一戸建てやマンションにくわえ、3,000㎡以下の店舗や医療施設は建築可能ですが、騒音が出る工場や大規模な娯楽施設などは制限されています。
利便性と住環境のバランスが良い反面、人通りが増える可能性もあるため、自身のライフスタイルと照らし合わせて現地を確認するのが重要です。
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