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派遣社員が住宅ローンの審査に通りにくい理由とは?条件やコツを解説

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現在、派遣社員としてお勤めの方は「マイホームを購入するときに住宅ローンは組めるだろうか」と心配ですよね。
派遣社員が住宅ローンを組む場合、正社員と比較して審査に通りにくい側面がありますが、必ずしも不可能というわけではありません。
本記事では、派遣社員が住宅ローン審査に通りにくい理由や住宅ローン審査の条件、審査に通るコツについて解説します。

派遣社員が住宅ローンの審査に通りにくい理由とは?

派遣社員が住宅ローンの審査に通りにくい理由とは?

住宅ローンの審査では、契約者が長期にわたって安定的に借入額を返済できるかが問われます。
そのため、雇用形態が比較的不安定な派遣社員の方は、住宅ローンの審査に通りにくい傾向があります。
派遣社員の方が住宅ローンの審査に通りにくい具体的な理由は、以下の3つです。

理由①リストラされるリスク

業績不振を抱える企業においては、非正規雇用労働者であるアルバイトや派遣社員は、リストラの対象とされることが多いです。
派遣社員は、派遣元企業の労働者であるため、一般的に正社員よりも優先的にリストラの対象になります。
金融機関では、住宅ローンの借り手がリストラされてしまった場合、収入が途絶え返済が滞るリスクが高まると考えるため、審査は厳しくなります。

理由②雇用の契約期間

住宅ローンの審査では、契約者の勤続年数が長いほど有利です。
その点、派遣社員は、原則として契約期間が満了した時点で任期満了となるため、勤続年数が短くなりやすいです。
派遣先企業の判断に基づき契約を更新することもできますが、派遣先で成果を挙げたとしても、雇用期間を延長するかどうかは雇用側の判断にゆだねられます。
そのため、優れた仕事を継続的におこなっていたとしても、企業側の判断で契約期間の更新ができず、収入が途切れるリスクがあります。

理由③雇用の不安定さ

派遣社員の方々が住宅ローンの審査に通りにくい最大の理由は、雇用契約が不安定な立場にある点です。
派遣社員の雇用形態は、不景気になると正社員に比べてリストラや仕事の減少といったリスクが高いです。
また、派遣社員は契約期間が決まっているため、病気で入院したときの保障など、正社員と比較したときの福利厚生や待遇も手厚いとは言えません。
住宅ローンの審査では、融資を利息込みで返済可能であるかどうかが重要視されます。
しかし、派遣社員の場合、上述の3つの理由により収入の安定性が低いと見られがちで、住宅ローンの審査には厳しい結果となることが多いです。
住宅ローンを契約している派遣社員が返済を続けられなくなった場合、物件は担保として差し押さえられることになります。
このような状況は、借り手である債務者にとっても、貸し手である金融機関にとっても望ましくないものです。
これらの理由から、派遣社員は住宅ローンの審査において厳しい評価を受けることが多いと言えます。

派遣社員でも大丈夫?住宅ローンの審査に通る条件

派遣社員でも大丈夫?住宅ローンの審査に通る条件

では、住宅ローンの審査に通るためには、具体的にどのような条件があるのでしょうか?
雇用形態以外に住宅ローンの審査で注目される条件は「年齢」「勤務年数」「年収」「健康状態」「借金の返済状況・過去の返済履歴」が挙げられます。
それぞれについて、以下で解説します。

条件①年齢

住宅ローンの審査では、長期にわたって安定した収入が確保可能かどうかが重要です。
そのため、ローン審査ではまず年齢が注目されます。
金融機関ごとに異なる規定が存在しますが、一般的に20歳以上の方を対象とし、上限年齢は75歳未満が適用されます。
たとえば、40歳で30年ローンを組む場合、完済時には70歳となり、既に定年退職している可能性がありますよね。
そのような場合「安定した収入や返済能力が見込めない」とみなされ審査に落ちてしまう可能性があります。
一方で、20代前半でのローン契約に対しては、勤務先でのポジションやキャリアがまだ安定していないと判断され、審査に通過することがむずかしいこともあります。

条件②勤続年数

勤続年数が長期だと、安定した収入源を持つことを示すため、住宅ローン審査に有利です。
実際に、多数の金融機関では、ローン申請者の勤続期間が1年から3年以上であることが、融資の条件として提示されています。
また、転職の頻度が高い場合、住宅ローン審査に悪影響を与える可能性があります。

条件③年収

住宅ローンの審査にあたり、年収も重要な要素の1つです。
派遣社員であっても、適切な年収を有している場合は、住宅ローン審査に通過することができます。
住宅ローン審査における年収の条件の目安は300万円以上ですが、近年では年収200万円以上からでも住宅ローンを借りることができる金融機関もあります。

条件④健康状態

住宅ローンを申し込む際には、安定した健康状態に加えて、団体信用生命保険(団信)に加入することが必須です。
団信は、もしも返済者が死亡や高度障害に陥った場合、保険会社がローン残債を支払うことを保証する保険のことです。
そして、団信に加入する際には現在の健康状態を正確に告知する必要があります。
もし、直近で手術や大病を経験した方などは、団信への加入が不可となり、結果的に住宅ローン審査に通過できないこともあります。

条件⑤借金の返済状況・過去の返済履歴

借金の返済履歴や現在の返済状況についての情報は、金融機関が住宅ローン申し込み者の信用度を評価する上で重要なファクターです。
過去の返済履歴に債務不履行の記録がある場合や住宅ローンの申し込み時に未払いの債務がある場合は、審査時に不利になりますのでご注意ください。

派遣社員でも住宅ローンの審査に通るコツとは?

派遣社員でも住宅ローンの審査に通るコツとは?

派遣社員でも住宅ローンの審査に通るコツは、以下のとおりです。

コツ①年齢が若いうちに申し込む

住宅ローンの契約を申し込むのは20代~30代の若い時期が有利です。
若い年齢だと体力があって病気にかかるリスクが低いため、審査に通過しやすくなります。

コツ②頭金を用意する

住宅ローンの審査に通過するためには、頭金を多く用意することもおすすめです。
頭金を多く入れると借り入れ金額を減らすことができ、審査に通りやすくなります。
また、返済額や金利の負担額を下げることも可能です。
住宅ローンの審査は、借入額が大きくなるほど厳しくなるため、派遣社員でも審査に通過するためには、借り入れ金額を可能な限り減らすことが大切です。
ただし、住宅ローンの申し込み時には、手数料などの現金で支払う必要がある諸費用もあるため、これら諸費用も考慮したうえで頭金を用意しましょう。

コツ③信用情報

クレジットカードや車のローンなどの借金がある場合は、住宅ローンの審査を受ける前にすべて返済しておきましょう。
借金がある状態で住宅ローンに申し込むと、滞納リスクがあるとみなされてローンの審査に落ちてしまう恐れがあります。
借金の返済履歴などの信用情報はローン審査において極めて重要な項目の1つです。
過去に返済の遅延などの問題があった場合、これらの情報は信用情報機関に記録されています。
通常、信用情報は5年で履歴が消えるため、信用情報に不安がある方は、5年以上待ってからローン審査に申し込むと良いでしょう。
なお、自分の信用情報は、全国銀行個人信用情報センター (KSC)や株式会社シー・アイ・シー (CIC)などの信用機関に問い合わせて確認できます。

まとめ

派遣社員は、雇用形態が不安定で、リストラのリスクや契約期間が満了になって無職になるリスクなどがあるため、住宅ローンの審査に通りにくいです。
しかし、年齢や年収、勤続年数などの審査の条件をクリアすれば、住宅ローンを利用できることもあります。
派遣社員でも審査に通るコツは、20代~30代の若い時期に申し込むことです。


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