間取り変更や部屋を増やす方法!費用相場や注意点をご紹介
住宅を購入後にリフォームやリノベーションをする際は、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
とくに間取り変更や部屋を増やすとなると工事が大掛かりになるため、費用相場や注意点が気になるところでしょう。
この記事では、間取り変更や部屋を増やすリフォーム・リノベーションの方法と費用相場、注意点について解説します。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら間取り変更や部屋を増やす方法!
家族で暮らすマイホームを購入する際に「家族構成の変化などで将来的に部屋を増やすことができるのか」と聞かれることがあります。
また、中古住宅を購入後に「3LDKから2LDKに間取り変更したい」との要望されるケースもあります。
間取り変更や部屋を増やすには、リフォームやリノベーションの工事が必要です。
リフォームやリノベーションの具体例は、以下のとおりです。
①部屋を増やす方法
1部屋を2部屋にするなど、部屋を増やす方法には、改築と増築の2パターンあります。
床面積を変えずに改築で部屋を増やす場合は、間仕切り壁を設けることで部屋を増やすことが可能です。
床面積が狭い場合は、ロフトを作ることで部屋を分けることができますよ。
床面積を増やしてリフォーム・リノベーションする場合は、駐車場や庭などの敷地に部屋を増築するケースが多いです。
また、2階建ての家に住んでいる方は、車庫の上やベランダなどに新たな部屋を作る方法もあります。
吹き抜けのある家の場合は、吹き抜け部分に床と間仕切り壁を設けることで部屋を増やすことができますよ。
②LDKに間取り変更する方法
間取り変更では、狭いリビングを開放感のあるLDKにリフォーム・リノベーションするのが人気です。
とくに、築年数の古いマンションや一戸建ては、リビングとキッチンが分かれていることが少なくありません。
その場合、リビングとキッチンをLDKに間取り変更することで快適に暮らせるようになります。
たとえば、個室になっているキッチンの間仕切り壁を撤去し、キッチンの位置を対面式に変更することでLDKに間取り変更できます。
③水回りを変更する方法
キッチン・トイレ・浴室などの水回りの位置を一か所に間取り変更するリフォーム・リノベーションも人気です。
しかし、水回りを変更する場合は、給水管や電気配線などの工事が必要となる場合もあり、費用が高くなりやすい特徴があります。
そのため、事前に配管・配線の調査や費用を見積りなどをおこなうことをおすすめします。
④バリアフリー仕様に変更する方法
老後はバリアフリー仕様に間取り変更したいという方もいらっしゃるでしょう。
バリアフリー仕様にするには、車いすでも通れるように廊下を広くしたり、トイレの面積を広くしたりする改装工事が一般的です。
大がかりな工事となり費用も高くなりやすいため、事前に自治体の補助金制度が利用できるか確認することが大切です。
間取り変更や部屋を増やす方法!費用相場
実際に、リフォーム・リノベーションする際、どのくらいの費用がかかるか気になるものです。
工事内容によって費用は異なりますが、目安としては以下のとおりです。
①部屋を増やす際の費用相場
改築で部屋を増やす際の費用相場は以下のとおりです。
●間仕切り壁の設置:約5万円~20万円
●壁とドアの新設:約15万円~30万円
●電気工事(8畳ほど):約33~40万円
なお、アコーディオンカーテンなどで間仕切りを設ける場合は約5万円~8万円と、安い費用で済みます。
新しい部屋に照明やエアコンを設置する場合は、電気工事が必要となるため、費用が高額になりやすいです。
増築で部屋を増やす場合は、設置場所にもよりますが、数百万円はかかると見ておく必要があります。
②LDKに変更する際の費用相場
独立したダイニング・キッチン・リビングをLDKに間取り変更する場合は、約100万円~300万円の費用がかかります。
とくに、キッチンの位置を大幅に変更する場合は、配管工事も必要となるため、費用が高額になりやすいです。
また、間取り変更に伴ってキッチンの本体も交換する場合は、キッチンタイプのグレードによって本体価格の費用が変わってきます。
③水回り変更の費用相場
間取り変更で水回りを移動する際の費用相場は、以下のとおりです。
●キッチンの移動:約40~220万円
●お風呂の移動:約80~110万円
●トイレの移動:約30~55万円
●洗面台の移動:約20~70万円
なお、本体も交換する場合はさらに費用がかかります。
間取り変更に伴う水回りの移動は、排水管工事も必要になるかどうかで費用が大きく変わるため、事前に設備をチェックするようにしてください。
④バリアフリー仕様の費用相場
バリアフリー仕様に間取り変更する際の費用相場は、以下のとおりです。
●トイレを広くする:約20万円~40万円
●廊下を広くする:約30万円~150万円
●階段や廊下に手すりを設置:約1万5,000円~3万円/1箇所
そのほか、一戸建ての場合は、段差の解消や玄関など、工事する範囲によって、数万円~1,000万円以上の費用がかかります。
自治体によっては、補助金制度や減免制度が利用できる場合があるので、事前に確認することをおすすめします。
間取り変更や部屋を増やす方法!注意点
家のリフォーム・リノベーションは、建物構造や工事内容によって規制がかかる場合があります。
間取り変更や部屋を増やすリフォーム・リノベーションをする際の注意点は、以下の5つです。
注意点①撤去できない壁がある
間取り変更の際は、撤去する壁が耐力壁になっていないかチェックが必要です。
耐力壁とは、地震や台風などで建物が揺れた際に建物を支える壁のことで、建物の構造上撤去することができません。
そのため、家を購入後に間取り変更を希望する場合は、建物構造に要注意です。
注意点②水回りの配管の位置
水回りを間取り変更する場合は、給排水管・電気配線・排気ダクトの位置に要注意です。
これら配管の位置を変更する場合は大がかりな工事となり、費用が高額となる恐れがあります。
また、配管の位置によっては間取り変更できない場合もあるため、注意が必要です。
注意点③増築する際の規制
部屋を増やす増築をする場合は、建ぺい率や容積率にも注意が必要です。
建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合のことで、容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合のことです。
どちらも、土地によって法的に割合が定められており、定められた範囲内で増築する必要があります。
また、10㎡以上増築する場合は自治体へ「確認申請」が必要です。
確認申請は、確認申請・中間検査・完了検査の3段階あり、それぞれ費用が数千円~数万円ほどかかります。
確認申請を怠ると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処される可能性があるためご注意ください。
注意点④工事期間の確認
工事期間がどれくらいかかるかもあらかじめ確認しておきましょう。
工事期間が長期化する場合、仮住まいを探す必要があります。
また、工事にあたって騒音や粉塵が舞う可能性もあるため、ご近所への挨拶もおこなっていたほうが良いでしょう。
注意点⑤マンションの管理規約
マンションをリフォーム・リノベーションする場合は、管理規約の確認が必須です。
工事内容によっては、リフォーム・リノベーションができない場合もあるため、ご注意ください。
とくに、間取り変更の場合、壁の撤去はむずかしく、またガス・電気の容量制限も要チェックです。
まとめ
家の間取り変更や部屋の増設は、間仕切り壁を撤去したり増築したりすることで可能です。
しかし、建物構造や配管の位置、マンションの管理規約によっては工事がむずかしい場合もあるため、ご注意ください。
費用は工事内容によって、数十万円~数百万円かかると見ておいたほうが良いでしょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら