購入向けコラム

マンションの平均売却期間は?影響するポイントや早く売るコツもご紹介

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「マンションって、いったいどれくらいの期間で売れるの?」
マンションを売却する場合、やはりいつまでに売却できるのかが気になりますよね。
またなるべく早く売るために、注意すべきポイントも知りたいのではないでしょうか。
この記事ではマンションの平均売却期間や、売却期間に影響するポイント、早く売るコツをご紹介いたします。

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マンションの平均売却期間はどのくらい?

マンションの平均売却期間はどのくらい?

マンションの売却にはいくつかのステップがあり、どこから計算するかによって売却までの期間が違います。
たとえば実際に売り出しを開始してからマンションを引き渡すまでであれば、平均期間は「約4か月程度」です。
しかし売却の準備なども含めるのであれば、全体で「約5~6か月ほど」の期間が必要になるでしょう。
ここではマンション売却の流れに沿って、それぞれのステップにかかる期間を見ていきます。

マンション売却のステップごとにかかる期間

マンションの売却は大きく分けて「査定」「媒介契約の締結」「売却活動」「売買契約の締結・引き渡し」の4つにステップに分けられます。

査定(1週間)
不動産売却では、まず売却したい不動産の価値を査定します。
全体で見れば短いですが、査定には1週間ほどの期間を要します。

媒介契約の締結(1週間)
査定の結果を受けて、売却活動を依頼する不動産会社が決まったら、その会社と媒介契約を結びます。
媒介契約にかかる期間は1週間ほどで、査定と合わせて半月ほどで売却活動を開始できます。
ただし売却する物件の清掃などが必要な場合は、そのために1~2か月ほどの余裕を持つと良いでしょう。

売却活動(3か月)
売却活動を開始してから買主が見つかるまでは、おおよそ3か月程度の期間がかかります。
しかし購入希望者が現れるかどうかは状況によって異なるため、期間が短くなる可能性も、より長引く可能性もあります。

売買契約の締結・引き渡し(1か月)
売買契約の締結から物件の引き渡しまでは、一般的に1か月程度の期間を空けます。
ほとんどのケースでは買主が住宅ローンを利用して物件を購入しますが、住宅ローンの本審査には売買契約書が必要です。
そのため売買契約の締結後に1か月の期間を設けて、その間に買主が住宅ローンの本審査を通すのです。
住宅ローンは物件の引き渡し日に実行されるため、物件の売買代金も同じく引き渡し日に入金されます。
このようにマンションの売却には短くても約4か月程度の期間がかかるため、余裕を持って5~6か月ほどの期間を見込んでおくと良いでしょう。

マンションの売却期間に影響を与える要素とは?

マンションの売却期間に影響を与える要素とは?

とはいえなるべく早く売却できるのならば、それに越したことはないですよね。
マンションの条件によっては、平均売却期間よりも1か月以上、期間を短縮して売却できることもあります。
ここではマンションの売却期間を早める影響のあるポイントをご紹介いたします。

①築年数

築年数は、マンションの売却期間を大きく左右する要素のひとつです。
築年数が何年以内であることを条件にする買主も多く、同じエリアや条件でも築年数が違うだけで、売却期間が変化します。
そのためマンションには築年数が浅いほど、売却期間が短いという特徴があります。
築5年以内であれば1か月半ほど、築20年以内であれば約2か月以内が平均売却期間となっているので、築20年以内を売れやすくなる基準とすると良いでしょう。

②最寄り駅

築年数にくわえて重要になるのが、やはり立地です。
なかでも移動の利便性を考えて、最寄り駅までの時間を重視する方は多く、所要時間によって売却までの期間に変動があります。
とくに最寄り駅から徒歩6分以内の物件は、平均的な売却期間より15日ほど早く売れる傾向にあり、売却期間が3か月以内に収まっています。
駅周辺にはコンビニエンスストアやスーパーマーケットが集まっていることも多く、駅から近いことはそれだけで早く売れるポイントになるでしょう。

③専有面積

専有面積も、マンションの売却期間に影響のある要素です。
専有面積の多さによって居住用や投資用としての需要が異なるため、広さによって売れやすいものもあります。
そのため需要の多い70㎡以下の専有面積を持つマンションは、3か月以内に売れやすくなっています。
反対に80㎡以上のマンションはニーズが少ないため、売却が長期化する傾向にあると考えられるのです。

マンションの売却期間を早くするためのコツとは?

マンションの売却期間を早くするためのコツとは?

ここまではマンションの売却期間に影響のある要素をご紹介してきました。
しかしすでにマンションをお持ちの場合は変えられない要素が多いため、その他の手法も知りたいところですよね。
ここからはマンションの売却期間をなるべく早めるためのコツをご紹介いたします。

①適正な売り出し価格を設定する

マンションはなるべく高く売却したいものですが、早く売却したい場合には適正価格で売り出すことが重要です。
高く売りたいがために、相場よりも高い価格で売り出して様子を見るケースがよく見受けられますが、この場合は要注意です。
興味をなかなか持ってもらえず内覧予約が来ない、値下げするまで問い合わせがないなど、売却までに時間がかかってしまうことが考えられます。
そのためマンションを売り出す際には、市場の相場価格を調べて、適正な価格を設定する必要があります。
相場価格は不動産会社の査定を参考にするか、近隣の似たような条件のマンションの売り出し価格を確認しましょう。
適正価格が割り出せたら、次は実際の売り出し価格を設定しますが、このとき適正価格よりも少しだけ高い価格に設定するのがコツです。
なぜなら売り出し価格のままで成約に至ることは少なく、値下げ交渉などで多少、価格が下がることが多いからです。
また売却できる最低額も決めておくと、値下げ交渉にもスムーズに応じやすくなるでしょう。

②需要が高まる時期に売り出す

マンションなどの住宅は需要が高まる時期があり、その時期に合わせて売り出すことで、売却期間を短くできる可能性があります。
一年を通してもっとも需要が高まるのは、新生活が始まる3月あたりです。
進学や就職、転勤など、新生活の始まりに合わせて、新年度が始まる前に新居を購入する方が多いため、需要が高まります。
また夏休みが終わり、新たな季節と生活が始まる9月も、需要が高まる傾向にあります。
そのため1月から3月にかけての期間や9月あたりにマンションを売却できるように、売却を開始する1か月ほど前から準備しておくと良いでしょう。
くわえて、近隣エリアで売り出されている、競合となるマンションが少ない時期に売り出すことも重要です。
競合が少ないほど独占状態となるため、売却期間は短くなりやすいですが、反対に競合が多いと他の物件に流れる可能性が高く、売却期間が長くなりやすいです。
競合物件が少ないかどうかも、売り出し前にチェックしておくと良いでしょう。

③内覧に備えて掃除をしておく

購入希望者がその物件を買うかどうかは、内覧時の印象に大きく左右されます。
内覧時には部屋の雰囲気や設備の状態などをチェックしますが、このときに好印象を与えられれば成約しやすくなり、売却期間の短縮につながります。
そこで内覧前には室内をしっかりと掃除しておきましょう。
とくに水回りや部屋のにおいは購入希望者が入念にチェックするポイントなので、重点的に掃除および消臭をおこなっておきましょう。
場合によってはハウスクリーニングを実施し、より良い状態で内覧に備えるのも有効です。

まとめ

マンションの平均売却期間は、およそ5か月から6か月です。
築年数や最寄り駅からの所要時間、専有面積の広さといった条件が揃えば、平均よりも早く売れる可能性があります。
しかし条件に該当しない場合でも、コツを意識することで売却期間の短縮につなげることができます。
マンションをなるべく早く売却したい場合は、適正な売り出し価格や売り出しの時期、内覧に備えて清掃することを意識しましょう。

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